2012年4月6日金曜日

キムさん人生

おおおおおおおおおいい!!






キム!!




近所のコンビニの店員!! 金(キム)!!




おのれの国では



スパゲティーは、お箸(はし)か!?



カレーライスも、お箸(はし)か!?




毎回毎回、コンビニで買い物して帰り、レジ袋をあけて、さぁ食べようという時になって



ものすご~く、いや~な、ため息をつくことになるんだよ!



全部、お箸だよ、こいつが入れてくるの。


んで、毎回、俺も注意するの忘れちゃうのよ


次こそは絶対、いいタイミングで「ハシだ!」って言ってやる




そうだ! 今日はデザートにプリンを買ったんだ




プリンには何をつけてくるんだ?




・・・・・・





無い・・・



なんも入れてない!!




おのれの国ではプリンは、


手づかみか!!!




骨盤ケアソファ


ヨガポールが良い


電子タバコ





http://wpets.jp/product/detail/474?adcd=itl54cgrgpp474

2012年4月5日木曜日

人気商品の解除

こんにちは。あなたの心の幼なじみ、愛奈でございます。
春は出会いの季節であります。夜、寝ようとしているところにベッドに入り込んできて、背中に抱きつきながら『お兄ちゃん……あたし、もう子供じゃないよ……』と言ってくれる血の繋がらない妹と出会いたい皆様、いかがお過ごしでしょうか。
これは妹に邪な感情を抱いているとかそういう低俗な話ではなくて、人が星空や夕焼けや草花を美しいと思うのと一緒です。大好きなお兄ちゃんを想って小さな頬を朱に染める妹は大自然の造形美だから問題ありません。人間なら誰しも紅く燃える夕日や風に舞い散る桜の花びらや、日頃はツンツンしている妹が時折見せるデレの表情に心を奪われて当然だからです。
従って、この世のあらゆるものは二種類に分けられます。すなわち妹と、妹以外の何か、というわけです。




そんな話はどうでもいいです。
昨日、テーブルの角に足の小指をドカンとぶつけて水揚げされたマグロみたいにビクンビクンしていたところ、高校生の従姉妹から一通のメールが届きました。


【件名】日曜日に~
【本文】彼氏とデートするんだけどさ、どこ行けば喜んでくれると思う? あれ、そういえば愛奈ちゃんって彼氏いたっけ?

 

思わず笑ってしまいました。人間が完全なる敗北を味わった時、溢れるのは涙ではなく、笑みだからです。あまりのやるせなさに多分スフィンクスみたいな顔してたと思います。
そもそも以前から私は考えていました。黒ヤギさんが白ヤギさんからの手紙を食べたのは、お腹が減っていたからではなく、書かれていた内容についカッとなってやったのではないかと。手紙を食べておきながら謝罪の一つもなく、あまつさえ『さっきの手紙のご用事なぁに?』と若干バカにした感じで聞き返したのは、もう一度言ってみろという宣戦布告なのだと。
……まあいいです。言葉にできない悲しみは一人で乗り越えていくしかないって翠星石も言ってましたし。HUNTER×HUNTERも長期連休載とかいってて目からウォシュレットが出そうです。
そういえば彼女は先月のバレンタインで告白に成功し、見事に恋人をゲットしたという恐るべきスーパーリア充でした。なんということでしょう。モンハンでレア素材をゲットして飛行石を手に入れた時のムスカみたいなテンションで喜んでた私のバレンタインとは正反対のベクトルじゃないですか。

 

すみません、話がそれました。
自分で言うのもおこがましいのですが、こう見えて私はデートのプロです。今までも幼なじみ、帰国子女、お姫様、宇宙人、メイドロボ、タマ姉から詩織ちゃんまで、数え切れない女の子とデートを重ね、そして永遠を誓ってきました。ついさっきも空から降ってきた美少女とプールに行ってきたところであります。
しかしながら、リアル高校生にアドバイスするとなると話は別です。まったくの見ず知らずの他人なら、『リア充とのデートなんて好きな漫画はワンピース、好きなゲームはモンハンですって言っておけばいいよ。ついでに趣味はケータイ小説を読むこととスノボって設定にしておけば、あとは相手が勝手にジャパネットの社長みたいに盛り上がってくれるから』と適当なことも言えるのですが、相談者が従姉妹だとそうもいきません。もし私が同じ質問をしてこんな回答が返ってきたら、何らかの挑戦状と解釈します。
これが仮にデートの相手が義理の妹とかなら、


世界的大ヒット! 全米が泣いたラブロマンス大作映画を鑑賞

オシャレなオープンカフェで創作スイーツに舌鼓

高級ブティックが並ぶショッピングモールでウインドウショッピング

そろそろお腹すいたね?

なんと! あの有名レストランを予約してました!

『大切な家族へ』と書かれたプレートの乗った特大ケーキが登場

今日は二人が家族になった記念日だよ忘れてたろ?

お兄ちゃん好きっ


という今までギャルゲーで学んできた知識を総動員した完璧な作戦も立てられます。こうなればこっちのもんです。あとは何もしなくても、




という展開になるに決まってます。ひとつ卑猥なラブコメ展開、ふたつ不埒なお兄ちゃん、みっつ見えてるおぱんつが、ってなもんですよ。純愛です。感動です。映画化決定です。

いや……ちょっと待って下さい。考えてみれば、別に無理してデートスポットを模索しなくても、高校生ならではの場所があるじゃないですか。
それは『学校』です。古今東西、多くのラブコメ漫画が学園モノであったように、学校という場所には様々な青春要素があります。
屋上で幼なじみの手作りお弁当を食べ、クラスメイトと体育倉庫に閉じ込められる。保健室の先生に誘惑され、下校時には後輩と茜色に染まる坂を歩き、卒業式に伝説の樹で告白する。性の浪漫飛行です。
特に放課後の教室は、群を抜く魅惑の空間だと言えましょう。そこでは『好きです……キスして』なんていう告白が行われていたり、運動部の女の子が汗を染み込ませたブルマをそっと鞄の中にしまっていたり、時には『ここが先輩の教室なんですね。同じ教室なのになんだか特別な気がします。そういえば二人っきりですね、ドア閉めちゃいましょうか、えへ』みたいな放課後ランデブーが繰り広げられているのです。リア充とは、清く正しくあるべき聖なる学舎で清くなく正しくない行為をする性なる輩なのです。




ようやく答えに辿り着きました。学校こそ高校生である二人がデートするにピッタリの場所じゃないですか。灯台もと暗しとはこのことです。『青い鳥』という童話でも、チルチルとミチルの兄妹が青い鳥を探して世界中を旅しますが、結局最後に自分の家の鳥かごの中に青い鳥を見つけました。探していた答えは意外と近くにあるということなのでしょう。『犯人はヤス』みたいなもんです。
本当はもう一つか二つくらいプランを考えたいところではありますが、二兎を追うものは一兎をも得ずといいます。近所のラーメン屋も『カレー始めました』という看板を出した三週間後に潰れましたし、ギャルゲーでもどのヒロインを攻略しようか迷って八方美人に行動しているうちに共通ルート終了で時間切れ、好感度不足でバッドエンドというのはよくある話です。というか私がさっき体験した話です。納得できません。一緒にプールにも行ったのに。

 

もういいです。悲しくなってきました。愛ゆえに人は苦しむとサウザーも言ってましたが、まさにその通りです。
そもそも清々しいほど驚きの白さで非リア充である私の意見を参考にデートに臨むなんてのは、全裸でエベレストに登ろうとするくらい危機感のない話です。もしそんな格好でエベレストに挑戦してる人がいたら、何らかの形でギネスブックに載りますよ。
そんなわけで、悔しいから従姉妹にはこのまま返信します。


【件名】Re:日曜日に~
【本文】学校




ミッション完了であります。
これが私の全力全開です。というか、これ以上慣れないことを考えると脳が過負荷に耐えられず爆発し、精神がソウルな世界に旅立って卍解してしまう可能性もあります。
一仕事終えたところで、もう一度プールに行ってきます。さっきデートに失敗したのは、うっかり着替え中に踏み込んでおぱんつを拝見してしまったからなのでしょう。そりゃ怒りますよね。マザーテレサでもブチギレするレベルです。
次こそはそんな過ちは犯しません。昔の人は言いました。諦めたらそこで試合終了だと。人間は努力、根性、熱血、閃き、必中さえあれば、どんな壁だって乗り越えられるんです。




最後に私事で恐縮ですが、昨日、おかげさまで誕生日を迎えさせていただきました。3歳になりました。幼女です。
こうして今年も無事に幼女歴を更新することができるのも、ひとえに全国のお兄ちゃんのおかげであります。ありがとうございます。大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになります。



サイクルツイスターの野望


国とエアカウンター


地方のプチアイビス



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A

2012年4月4日水曜日

数学商品の世界

ども、ラーメンをエロく喰わせたら世界一のペーです。

(・∀・)さて♪

まずは前回のクイズの正解発表からや。

【問題】
イケメンであるペー様の精神状態を漢字2文字で表すと何?


【こたえ】




   々々



d(`□´)そうだ!これが答えだ!
これは漢字だ。記号ではない。立派な3画の漢字だ。

え?なんて読むかって?

そう!読めないのだ!ペー様は読めないのだ!
(°谷°;)この漢字のようにな!

そしてこの文字は変化し、無限の可能をもっているのだ!

どういう事か

この漢字の前に色んな文字を入れてみよう!

   [男々々]


(°д°;)どうだ暑苦しいだろう!


   [萌々々]


(σ´∀`)σどうだ痛々しいだろう!



ぱい々々

ちん々々


Σ<(;°谷:°:;)>どうだ卑猥だろう!

通報はおやめください


そう!このように、前に何かが付けば善にも悪にもおっぱぃにもなるのだ!!

だから俺は前だけを見ながら気を引き締めて、そしてしっかり生きているのだ!

後ろは振り返るもんか!だから日記で醜態を堂々と偉そうに曝せるのだよ!
だから前に歩みを進められるんだぜ人間ども。


俺は、今の傷付いた日本に対して大きな声で言いたい


『しっかり前をみろ!君達も“々々”なのだ』と!

“ピキーン”




ただし!あまり前ばかり見すぎて、下を見忘れるのに気をつけろ。

(°谷°;)下を見ないと俺みたいに人生の出っぱりにつまずくかんねっ!

ゆっくり確実に前へ進もう


以上ペー様のありがたい解答でした

(>人<)ハゲ萌 さてさて、今日はめでたい日である。 専門学校時代のクラスメイトであり、同じ専門学校を退学、同じ辛い人生を経験し、同じガンダム大好きおっぱいはもっと大好きの親友カトンボ! ε(∵`)з←度々、俺の日記に出て来るこんな奴。これカトンボ このカトンボがついに! 正社員になりました!! “おめでとーう(棒読み)” (´Д`)何かお祝いをせないかん!チッ と言う事で、カトンボ含む仲良し3人組で加賀市の某焼肉店に行きました。 イケメンで優しくて寛大でイケメンなペーさんは言いました。 (・∀・)今日は俺のおごりだ。好きなだけ喰え! しかし、ペーさんは物足りませんでした。 せっかくのめでたい日なのに、思い出に残すにしてはインパクトが薄い! この加賀百万石の地に伝説を残そう! ヾ(・∀・)そうだ!メニューの肉を1人前で全種類注目して制覇しちまおうぜ! 3人は腹ペコだったのでテンションMAXに! (°谷°;)“うぉぉ!行ける!俺達3人なら行ける!” と言うわけで、勝手な自己満足で伝説に挑戦する事に。 ※ただし、ルールも作りました 1.もし伝説が失敗した場合、食べ残しを出したくないので4品ずつ注文する。 2.お腹がいっぱいだと感じたら申告し、食べるのを終了する。絶対に食べる事を作業にしない。 3.食べ物に感謝し、味わって頂く。 4.いくらチビだからと言って、カトンボ氏を爪楊枝と見間違えてはならない これらが注意事項4点である。 では カトン(・∀・)ボを祝して “いただきま~す” o(≧∀≦)o (3∵)3o(>▽<*) 俺達3人は、まるで焼肉と言う名のAV女優を愛でるように喰らった。 左手に抱えているライス(大)もモリモリ進む。 “うまい!この肉うまいよ!さすが∀のお兄さん!!” とか不健康なギャグが公衆の面前で跳び出す(このネタで吹いたマイミク、自己申告しましょう) そして 次第にその伝説に挑む姿は、店中の噂になり広がっていった。 店員さん『本当に挑まれるんですか!こんな挑戦された方、うちの店始まって依頼ですよ!嬉しいです!頑張って下さい』 店員のチャンネー   ↓ (・∀・)すごい食べっぷり~美味しそうに食べる人、私好きだな~ (〃▽〃)エヘヘグヘヘ興味あったら、俺のバイトしてるラーメン屋に来てみてよ♪超うまいよ! “〆(▽≦)ラーメン超大好きなんですよ~! すんごく興味あります!是非お店教えて下さい!メモしていいですか~ (●´∀`●)うひっ!んじゃね俺明日の夜に店いるからねお店に着いたら俺の携帯にワンコで合図してね俺の携帯は090……ちょ!お姉ちゃん!どこに行くのかな!! こんなピュアな純愛物語もありながらメニューは中盤へ。 俺達の食欲は衰えない ヾ(・∀・)ライスおかわり あれよあれよと 残り12品へ。 だがココからが悪夢の始まりだった。 残りがゾウモツゾーンだったのだ。 シロ、上シロ、ハツ、ハチノス、ミノ、ブリミノ、センマイ…………etc 美味い。美味いのだ。腹には余裕ある。 だが! (°谷°;)歯ごたえありすぎてアゴが痛いっ! 喰いたいけどアゴが痛いっ! でも美味い!痛い! 皆が同じ疑問をモツ “食べるのってこんなに体力使ったっけ?” そして、そのアゴの痛みは次第に痛みを通り越して頭痛に変化しだす…。 Σ<(;°谷:°:;)>脳が拒否してやがる


でも喰いたい喰わせてくれ!



そして



性器の瞬間がやってきた。


(・∀・)ラスト1切れっ!カトンボ締めてくれ♪

ε(∵)3おうよ♪


“パクッ”



“パチパチパチパチ”


店員さんから惜しみない拍手の嵐!


店員さん『うちのお肉を沢山食べて下さってありがとうございました!あなた方はお店の殿堂入りですよ!是非、他のお客さんにもこの伝説を語らせて下さい!』


ヽ(´▽`)/伝説達成!

心地良い満腹感と最高の思い出、最高の仲間!


よかったなカトンボ!
おめでとうカトンボ!






□ヾ(・∀・)お会計万になります
“ペーちゃんゴチになりま~す!”


Σ( ̄□ ̄;お…おぅ任せろ…。




何故か現実に戻された気がした。絶対、気のせいである。
今、俺の目に流れているのは嬉し涙だよな…、嬉し涙なんだよな。


ちなみに焼肉をアルコール類なしで3時間半ひたすら喰い続けた俺達は馬鹿だとしか思えないのは気のせいである。




今日の一句

明日から
レタスだけで
生きてける

ペー心の俳句


波とローヤルアイムリピ


原発とダイヤモンドルースパウダー


人間とナイトケアホワイトリッチ




http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?flg=3&p=%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC+%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%81%AF&sort=0&fr=chie-websearch-9999&k=34vV7tyQnZaZkZqGzpWui5CPlsuRqIbT46SZn5aWlZHh1IutlpqQj5bL6ZCei6OWlZDU6c7h54ajlVfsEEb2DVLwHUz29UzxBlfsK45H7ARX7PFG9hhS7wxM9COLmoXY0tKQnoujpJmek6aZkZqGyuPk0tKFrouRmobRla6Ln4Wgi%2BDRhqOVpouahd2LqZCVnKWkn6SUpZ6iqNfY3%2BrO0oWgi%2BOQnoukp5yhl6ybp6CYi5%2BW3d3O2deRqIablaCL4IWui6CQ4Q%3D%3D

2012年4月3日火曜日

計画的購入商品

・・・ここであってるんだよな?仕分け作業のアルバイトって倉庫とか工場でやるもんだと思ったけど。」

街に佇んでいるごく普通のビルをポカンとした顔で地上から見上げ、山瀬拓巳は呟いた。

山瀬がここに来た理由は前の日に遡る。




―――――

山瀬は自分の住む1Kのアパートで悩んでいた。


この春から大学2年生になる山瀬は今まで親の仕送りのみで一人暮らしをここで続けている。


しかし、収入源が仕送りのみだと家賃、食費、光熱費等の生活費を賄うのでいっぱいいっぱいになり、自分の欲しい服や趣味に充てるお金までは十分には行き届かない。


かと言って、このままずっと欲しい物を我慢するのも辛い。


それにもしもの時の為に少しくらいはお金に余裕を持たせておきたい。


やはり快適な大学生活を少しでも送る為にはお金は必要。


山瀬は大学生活にも慣れてきた事だしバイトを始めようと決意した。



大学に向かう途中、いつも寄って行くコンビニに置いてあった求人情報誌を手に取り、講義の合間に目を通した。


何気なくページをめくっていると、飲食店の求人が目立つ。


その飲食店の求人の中でも、若いスタッフ達が肩を組んで写っている写真と『笑顔の溢れる楽しい職場で一緒に頑張りませんか?』というキャッチコピーを載せていた店舗の求人を見つけた時顔を歪ませた。


(こういう職場はちょっとな・・・)


山瀬は人見知りをする性格で、人の輪に入ってコミニケーションを取る事にあまり自信が無い為、こういった職場は溶け込めないのではないかと感じたのだ。


なるべく自分のペースで仕事が出来そうなバイトを探す事にした。


職場の雰囲気も出来れば賑やかじゃない方が良いかもしれない。と考えていると『急募!仕分け作業者募集!時給900円!未経験者でも出来る簡単なお仕事です。詳しい内容は面談にて』という求人が目に付いた。


(仕分け作業者か・・・何となくだけど必要以上の事は人と話さずに済みそうだし、他の仕事よりは俺に合っているような気がする。家に帰ったら電話で問い合わせてみよう。)


大学の講義が終わって帰宅すると早速バイト先に電話を掛け、電話担当に求人情報誌に掲載しているバイト先はまだ募集しているのか聞いてみる事にした。


すると、今すぐに来て欲しいくらい人手が足りないので、都合が合えば明日にでも面接に来て欲しい、詳細等は面接の際話すとの返事が返ってきた。


事がすんなり進んだのと仕事内容を教えられなかったのもあって少々怪しさを感じながらも、明日の講義は午前中に終わるので、ついでがてら昼から行ってみようと軽い気持ちで面接を受ける事にした。








(ちょっと不安だけどここまで来て引き返すのも何だし入るか)


山瀬は見上げていた目線を前に戻すとビルの中へ入って行った。


「すいません、求人情報誌に載っていた仕分けのバイトの面接に来たんですけど。」


中に入ると直ぐ様受付嬢に話しかけた。


「えっと・・・仕分けバイトの面接ですか?」


受付嬢もよく知らされていないのかキョトンとした顔で聞き返した。


「ええ、今日面接をするからここに来るよう言われたのですが。」


「あ、そうでしたかすいません!おそらくバイト募集の面接は4階の第3会議室に行けば担当の者がいると思うので、そちらにあるエレベーターを使って上がって行ってください。第3会議室はエレベーターを降りて突き当たりを右に進んで行くと辿り着きますので。」


「ありがとうございます。」


(やっぱり来なかった方が良かったんじゃないか?)


山瀬は受付嬢のいまいち歯切れの悪い応対ににますます嫌な予感がし、顔を引きつらせながらエレベーターに乗り込んだ。


エレベーターに乗っている間も気分は戻らず、冴えない気分のままエレベータから見える外の景色を眺めていた。


街を歩いている人のほとんどがダウンジャケットやコートといった上着を着込んでいないのを見て季節の変わり目を感じさせる。


春という季節がより一層感じさせるのか、恋人達が肩を並べて幸せを共有し合っているかのように歩いている。


(ちくしょう・・・俺もいつかお金を溜めてオシャレに気を使ったりなんかして大学生のうちにはあんな風に女の子と・・・!)


冴えない気分から今度は憎悪に似た感情になり、歯をギシギシさせながらうらめしそうに街を眺めた。


山瀬は童貞である。


何にせよやる気が少し戻ってきた所でエレベーターが4階に到着し、言われた通り右に進んで行き第3会議室へ向かった。


程なくして第3会議室と書かれたプレートを目にし、山瀬はプレートが貼られている部屋に向かってノックをした。




コンコン!



「はーい。」


中から男の声が聞こえた。


「すいませーん、昨日電話で仕分けのバイトの面接を希望した山瀬という者ですけど。」


「ああ、君か。入って入って!」


「失礼します。」


ドアを開けると、スポーツ刈りでスーツ姿の見た目30代後半の男性が二つの段ボール箱の前で大量の紙を抱えて立っていた。



オムニ セルライトジェル


ツヤグラマラス商品


アクアクリアジェルの購入

2012年4月2日月曜日

家族割で購入

自分がまだヤンチャでよく遊んでいた頃の話です(今でもヤンチャでよく遊んでると言われますが)



俺はキャバクラとか外国人パブに毎日のように通っていた時期があった、その中でよく行ってた店で、ある外国人パブにサラっていう女の子がいた。

サラはタイ人だ、小柄で可愛くて日本人に近い顔をしていた。

日本人顔はやはり日本人にモテる、しかも若い、だからお客さんは多くて人気があった、大体外国人パブに遊びに行くのは年配のオジサマが多いけど、サラは若い日本人にもモテていて、本気で惚れて、かなり通いつめてるお客さんも多かったようだ。

俺のよく行ってた名古屋の栄の『池田公園』はほとんどがフィリピンパブでサラのようなタイ人は珍しかった、サラのいた店もフィリピンパブでサラはただ1人のタイ人だった。

だから友達も他のフィリピン人に比べると非常に少なく、お客さんについていない時は、いつも誰とも喋らずにポツンと1人でいることが多かったみたいだ。

何度かヘルプで俺の席に付いたんだけど、印象は『おとなしい子』とか『無表情な子』だった、感情を表に出さないタイプなのだろう、他のお客さんといる時もそんな感じだった。

サラがモテていたのは、若くて可愛いのもあるが、お客のスケベな行為をされるがままに拒絶しなかったこともあるだろう。

そりゃお店の中だからそんなワイセツなものじゃないが、胸を触られたり、お尻を撫でられたりされても拒絶せず、されるがままにさせている、だからサラのお客はそういうのを求めてる人が多かった。


サラはお店の近くに、店の寮みたいなアパートに住んでいた、そこもサラだけがタイ人だからそこにも仲がいい友達は居なかったようだ。

俺はサラは可愛いとは思うが、そんなに好きなタイプじゃなかったから他の子を指名してた、俺はうるさい位よく喋べる子の方が好きだしね。


サラは毎日結構お客さんが来ていた、毎日のように来る客が3人はいたからかなり売れてるなと思って見ていた、但しいつも無表情だった。

なんでこんなこと沢山知ってるかって言うと、サラは俺には結構喋るんだ、多分俺自身が別にサラに惚れてるわけじゃないし、ただのヘルプだし、スケベなことしないからだったのだろう。

サラは自分から進んで俺のとこにヘルプに来てたんじゃないかな、サラ自身は忙しいんだが、自分の客がいない時はほとんど俺んところのテーブルに遊びに来てたと思う。

ある時サラに付いた客が限度を越えた振る舞いをしてたことがあった、見ていて見苦しかったので、お店のスタッフを呼んでサラを自分の席につかせたことがあった。

その客は一見のフリーの客だったから、すぐにこちらに呼ぶことが出来た、なんで助けてやろうなんて思ったのか俺にもよくわからないんだが、とにかくサラが本当に困っているように見えたからだと思う。

サラは『アリガト、ゴザイマシタ、ホントニ、アリガト』って言って中々見せない笑顔を見せたあと


『アナタニ、キイテ、ホシイ、ハナシ、アル』


なんて急にサラが言い始めた、なんかとても深刻な顔をしていた。


サラはその時21歳だったんだが、日本は4年前からいると言う、つまり17歳から日本に来てこの仕事をしていた。


本当は17歳の子が働いてはいけないんだが、まあ昔はその辺が甘い時代だったからね、お客には20歳だと言わせられて働いていたんだそうだ。

日本に来たのは家族を養う為だ、フィリピンにしてもインドネシアにしてもタイもそうだが、アジアには貧富の差が激しい国が多い、そして日本との物価の差が約7倍はあると言う。

大人の男が1ヶ月働いて得るお金は1万円に満たないことが多いのだそうだ、だから3万円もあれば家族10人は1ヶ月食べていけるらしい。

しかもサラには病気の母がおり、治療費を捻出するためということも大きな原因として日本に来たのだ。

だから恋愛なんて悠長なことをしてる暇はない、お客はみんな人間じゃなくてお金だと思っているから、触られても何とも思わないように自分に言い聞かせて我慢をしていたのだそうだ。

ここからが話の本題だ。

サラが日本に来て3年目の冬のあるとても寒い日のこと、サラは初めて見る客についた、おとなしいその客はサラがタイ人だと知ると、急におしゃべりになった。

その客は仕事でタイと日本を行き来しているのだそうで、だからサラの故郷のこともよく知っていたし、タイの言葉もかなり話せた。

久しぶりにタイのことを話せたサラはすごく嬉しかった、その客はいろんな話を聞かせてくれた、タイで買ったお菓子とかももらって大喜びしたそうだ。

その客は1年の半分はタイにいるらしく、2ヵ月毎に交代で日本とタイを往復していた、彼は日本に帰るたびにサラのところに来ては、お土産を持って来てくれたり、タイの話を聞かせてくれたのだ。

それと、彼はとても優しかった、他の客と違って触ってこないし、嫌なことを全くしなかった、彼といる時はとても楽しくてリラックス出来た、彼はサラが唯一金じゃなく人間だと認めた日本人だったんだ。


そのうちにサラは、彼にプライベートな用事を頼むようになった。

タイにいる病気の母に渡して欲しいと、手紙とか日本のお土産とかお金とかを彼に預けて届けてもらうようになった、それだけ彼のことを信用していたのだ。

彼もまたサラにはいつも優しかったし、サラのお願いは何でも聞いてくれた。

サラも驚いたのだが、自分の家族にも向こうでよくしてくれてるらしい、母親に電話した時に家族から彼への感謝の気持ちを聞いて初めて知った、彼はなんにも言わずに黙っていろいろサラやサラの家族を助けてくれていたのだ。

サラはそのうちに彼のことをとても好きになってしまっている自分に気付いた。

彼は自分のことをどう思っているんだろうか?


彼以外のスケベなだけの客は、よくサラに『好きだ』とか『愛してる』とか『結婚しよう』と言われているが、肝心の彼だけは何も言ってくれない。



そんなサラの気持ちを知っていたのか、知らなかったのかわからないが、彼はただお店に来て楽しい時間だけを過ごして帰っていくだけだった。

彼は独身で、家族は誰もいないということは聞いていた、嘘を付くような人には見えなかったから多分本当なんだと思うと言ってた。

でっ、ここからサラからの相談。


その彼なんだが、半年前から全く連絡が途絶えてしまったらしいんだよ.....


サラは日本に4年いるんだけど、ほとんどお店と寮の往復したことしかないんだよ、買い物とかはマネージャーと呼ばれる日本人が車で週に一度だけ連れて行ってくれるだけで、その他の場所には本当に行ってない、しかもサラは同伴も危ないからと一度もしなかったんだよな。

だから日本の地理が全くわかってないし、日本のことを本当に知らないんだよ。

だからお店に来なくなってしまった彼を俺に探して欲しいと頼まれたんだ。

元気ならそれでいい、それはただ彼が自分に会いたくなくなったからだから、それはしょうがない。

彼の無事の確認と、ここに来なくなった本当の理由を知りたいみたいだった。

なんで俺に頼んだか?


それは.....


俺がタイ人みたいな顔してるからだそうだ(≧∇≦)

日本人には見えないんだと!だから親しみ持てたらしいよ(笑).....orz


サラから渡された手がかりは名刺一枚と、彼とサラが一緒に店の中で撮った写真一枚と携帯の番号とメアドのみ、俺がこの店に通い始めたのは3ヵ月前からだから実際に顔は見たことはない。

俺はまず名刺を見た、彼の仕事はお茶の製造販売らしい、今の世の中、緑茶すら海外で作られているのだ、その仕事を彼はしているようだ。


携帯はいつも圏外らしいから、これはきっと使えない、俺もかけたが繋がらなかった、まあしかしこの名刺の会社にまだいるなら話はそんなに難しくはない、どういう理由でかけるかを考えればよいだけだからな。


まあ明日お昼にでもかけるとしよう.....


まず俺はネットで彼の会社を調べた、緑茶の製造販売で全国の百貨店などに商品を卸している割と大手の企業みたいだ、俺は緑茶はあんまり飲まないから知らなかったが、会社紹介にもタイで緑茶を作っていて現地工場なんかもあると書いてあった。

なるほどな、この人はこのためにタイと日本の往復をしていたのだろうね。

次に俺はこの会社に電話してみようと思った、会社にかけるにはプライベートな用だし、いきなり見ず知らずの人がかけたら何事かと思われるから、ちょっと嘘付いて取引業者の振りをしてかけてみることにした。

彼の名刺には「海外事業部 渡辺●●(仮名)」と書いてある、俺は彼の直接の部署ではなく本社代表にまずかけてみた。

受付らしい女性が出た、俺は『いつもお世話になっております、○○株式会社の△△と申します、実は半年前に御社の海外事業部の渡辺様からお名刺を頂戴してまして、是非一度お話を伺いたいと思いましてお電話させていただいたのですが、今はいらっしゃいますでしょうか?』と聞いてみたところ.....


『渡辺は半年前に退職しております、他の者でよろしければおつなぎ致しますがどうされますか?』


やっぱりか!?

だろうなとは思った、辞めた理由はなんだろうな、今はどこにいるんだろうな?

さらに俺は聞いてみた、『ええっ!そうでございましたか!?自分は渡辺様のお人柄がとても良かったのでお取引出来ればなと思ったんですが.....ちなみに渡辺様はなぜお辞めになったんでしょうか教えて頂けませんか?プライベートの携帯も教えて頂いてたんですが、繋がらないんですよ.....』、ダメ元で聞いてみた。


『.....わたくしには理由がわかりかねますので、担当部署におつなぎしましょうか?』


やっぱダメか.....

次の作戦を考えるとしよう.....

俺はここで電話を切った。


退職しているということは、これがきっかけで連絡が無くなったのは間違いない、時期もピッタリ合う。

彼の会社の上司とか同僚ならきっと知ってると思うが、見ず知らずの他人には教えてくれないだろうし、何より怪しいからな.....

会社自体は名古屋にあるから行こうと思えば行けるけど、行っても何も出来ないしな.....


俺はその日の夜、店に行ってサラを指名した、自分の元々の指名の子が今は母国に帰っていないから丁度良かった。

これまでの経緯の説明と、何かヒントがあればと思ったのだ。

彼の実家は知ってるか?と聞いたら、三重県にお父さんとお母さんがいるが、お父さんが病気でたまに見舞いに行ってたという情報を得た、但し三重県のどこかはわからないようだが、実家もお茶の仕事をしているらしいこともわかった。

しかし情報もここまで、この情報を元に探さねばならん。


まずはネットで「渡辺」の付くお茶にかかわる仕事をしている会社を当たってみた、三重県にあったのは8つの会社だ、5つがY市とK町、3つがⅠ市だった、でも個人でネットに載ってないこともあるからこれだけではわからないのだが.....

とりあえずネットに載ってる会社を見てみた、順番に見ていったところ、何番目かの会社で、Y市の「渡辺製茶(仮名)」という会社のホームページを見た時のこと、トップページから企業紹介のページを開いてみたら従業員の働く姿を写した写真があったんだけど、その写真に何となく彼に似た感じの人が写っていたのだ。

この会社は従業員30人位の小さな会社で、写真に写っている働いている人も年配の人が多いのだが、彼だけは何となく若く見えた。


この会社はチェックだけして他の会社を見たが、彼の存在はなさそうな感じだった、ダメ元でこの会社をもっと調べてみようと思った。


この渡辺製茶(仮名)は個人にもお茶を販売してくれるとのことだったので、電話してみた、設定は以前に知人がそこでお茶を買って美味しかったということを聞いて電話したということにした。

電話に出たのは年配の女性だった、愛想良い人でとても感じが良かった、この人ならなんか教えてくれるかも知れない、俺は『前に飲んだお茶が美味しかったからどこで買ったと聞いたら、そこだと聞いたので電話しました』、まずこう言った。

『ああ、そうですか~ありがとうございます、そう言ってもらえるのが私らは一番うれしいんですよ』

この人なら聞けるかなと思い、こう聞いてみた。

『ところで、社長さんはお元気なんですか?知人がすごく親切にしてもらったのでまたお会いしたいと言ってたんですよ』、こう聞いてみたら.....

『.....主人は.....あ、私は妻ですけど、病気になってしまいましてね、もう1年くらい入院してるんですよ.....』

うん、ここまでは話は合うな.....

思い切って聞いてみた。

『あの.....もしかして息子さんって●●さんっていう方じゃないですか?』

ちょっと直球過ぎたかなと思ったがもう勝手に俺の口が言ってしまってた(笑)

『はい、そうですけど、なんで息子のことを知ってみえるんですか?』


きたあああああ!!


見付けた!!



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2012年4月1日日曜日

日経が好きな商品

しがないしがない23歳の私。
私は猫が好き。
けど赤ちゃんの時に猫にひっかかれ私のほっぺには未だ消えない傷がある。
その傷を指差しフランケンシュタインなんて呼んだ男子を一生呪ってやると誓った。
その傷が見えないように髪をのばしたら貞子みたいになってしまった。
そんな下向き歩いたネクラな学生時代。


を過ごした
私も23歳になり
最近恋をした。
私の職場は大型スーパーのイートスペース。
そこにお昼にたまに食べにくる従業員の男性。
恋の始まりは
会社のスポーツ大会。
野球のユニフォームが似合う好青年な彼に一目惚れ。
完全な一目惚れ。
すっごくかっこいい。
あんな人が私の彼氏になればいいと思った。
職場の先輩達に
『あの人は私の彼氏やけん』って冗談言いながら
お昼にくるたびキュンキュンした。
けど彼女がいるかもしれない。
居るのかな?
聞いてみたい!!
けどそんな勇気私にはない。
もうすぐクリスマスなのに…………あっ!


私はドキドキしながら
昼食中の彼に近づいた。

『あの~♪クリスマスケーキのご予約はいかがですかぁ~?』


『あーすみません。一人もんなんで…大丈夫です。』


『あっ…すみません。ありがとうございました~。ごゆっくり~………』










やったぁあっっ!!!!!
神様ありがとう!
あの人には彼女が居ません!よかった。
本当によかった。
やばい。やばい。…けど元祖ネクラな私は
彼女が居ないからってどうアピールしたらいいかわからない。


あぁ。結局、私には無理だ。何のアプローチ方法も浮かばない。しゅん。
と何もできないまま月日は流れ



いつものように職場の人には、あの人は私の彼氏設定で調子乗って話す私。
この調子を本人にもぶつけれればいいのに。

仕事終わり、帰ろうとする職場の先輩に
『お疲れさまでしたー。あっ、私の彼に会ったらいつものとこで待っててもらってて下さいね~笑』


『はいは~い笑』


といつもお決まりの言葉を交わして従業員通用口にいくと
職場の先輩が『あー居た居た!あんた!待ってたわよ笑』とニヤリ。


『!?』




そこにはあの人が居た。


ニヤニヤしてる先輩。
いつも勝手に彼氏呼ばわりしてるあの人が先輩に引っ張られ目の前にいる。
恥ずかしくて何も言葉がでてこない。


『じゃあ駐車場までみんなで行きましょう』
先輩を先頭に
駐車場まで行き、
『お疲れさまー』
みな各々自分の車に乗り込む
あー口から内臓出るかと思った..けど..けど
幸せ。
恥ずかしくて話せなかったけど幸せや......

ん?

あの人が車の前でなにやらもたついてる。


『どうしたの?』と私。


『あっいや...車の鍵をロッカーに置き忘れたみたいで』


『ロッカーまで距離あるし私の車でよかったら乗せていきますよ』


とこの口が言ってた。
この口ナイス!!


『あっ、ありがとう。』



従業員通用口に車を停め


『どうせまた駐車場いくなら乗せるから。ここで待ってるから。』
私は少しでも冷静を装いながらそう言った。

神様はいた。いらっしゃった!今日はついてる!ってか私の時代きちゃった?



十分後
あの人は来た。

『すみません。鍵がロッカーにもなくて!!実は今日先輩と飲みにいく約束してて申し訳ないんだけど歩いて帰ってたら間に合いそうにないから家まで送ってもらえないかな?』


『あっ、はい!私でよかったら』


あの人の家まで何を喋ったか覚えてない。
嬉しすぎて信じられなかった。
ただ覚えてるのは
あの人が降りる時


『今日は本当にありがとう。すごく助かった。お礼をしたいから、よかったら明日ご飯でもしませんか?』


と言ってくれた事。
私は本当にルンルン気分で仕方なかったけど。
そんなハイテンションな自分に気付かれないよう
ちょっとそっけなく


『うん』と言った。



次の日
19:00に待ち合わせ。
駆け引きとかよくわからない私。
ぬけぬけと待ち合わせに行ったら安い女と思われやしないだろうか。
だからって行かなかったら約束を破ったことになる。じゃあ
1分でも待ち合わせに遅れたら帰ろうと決めた。

他人に「せっかく憧れの人と会えるのにどっから湧いてくんだよ!そのプライドは!」と言われそうだが
私は決めていた。
それが運命ってもんなの。自分で決めたルール。
時計の針を見る18:59。
よし。
居なかったらこの場所通り過ぎて家に帰ろう。絶対待たない。
そう決めて顔あげると
あの人がまっていた。










喫茶店に入り
コーヒーをすすりながら私は冷静を装う。
頭の中で完全に『運命』という二文字が回る。回る。
憧れのあの人とお茶してるなんて夢すぎる!
『なんかご飯でも食べないの?』
って聞かれたけど胸がいっぱいで食欲ゼロ!
てかあの人が「この人」と呼べる距離にいる前で
食べれるわけない。がっつけない。


『....くれないかな?』



あの人が言った。


『えっ?』



『だから結婚を前提にお付き合いしてくれないかな?』



飲んでるコーヒーを吹き出しそうになった。
えっと
私は
あなたと妄想上ではお付き合いしてますから。
シュミレーションはばっちりなんですけど。
えっと。
まぢですか?
夢なら覚めないで。
気が動転しそう。
口から心臓でるならもうまさに今!
一世一代今しかない。
それくらい心臓バクバクしながらも


『えっと...あの...その言葉。私の親に言ってくれませんか?親に内緒でコソコソ付き合いたくないんで。』
と私。



『あっはい。』
とあの人。



そして次の日
あの人は私の実家にきて
『結婚を前提に付き合わせてください。一年間ちゃんとお金貯めます。一年後結婚させてください。』








そして24歳1ヶ月前に交際し
25歳の誕生日の1日前に私とあの人は結婚した。









そのふたりの子供があたし(ぅち)です。テヘ









そんな
フランケンシュタインと呼ばれた母とあの人な父と
歩いて家まで帰る道の途中。
振り返ると
手をつないでるふたり。



『うわっ。いい歳して恥ずかしい!』
とあたしが言うと



『あーらかおりちゃんは、まだこういう風な人できんけんうらやましいっちゃろ♪
くやしかったら
はよたっちゃんみたいな人見つけないよー。ねぇたっちゃん。』


『そうやんねーすーちゃん。笑』










いまだにお互いを
たっちゃん、すーちゃんと呼んでるバカップルなふたり。



すーちゃんはあたしに
『お母さんはね付き合ってる時は夫婦みたいねって言われて結婚したらカップルみたいねと言われるのが理想やったんよ』と言った。


叶ってますやん。
叶いすぎててなんかムカつくわ。


いつかあたしもと誓って
今朝
ふたりのケンカで目が覚める。



『はぁーまた鍵なくしたとね!たっちゃんはいつもやんね!同じ場所に戻すくせつけりぃ!』



『はぁ?しらんよ!ここに置いとったんにないんやけん!』


30年経った今でも付き合いだしたきっかけを繰り返してるふたり。


そんなふたりに憧れるあたし。


26歳と5ヶ月。
渾身のひとり。なう。ぅう



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ベビーピンクが良い

ゴールドパックの日常

ここは山のてっぺんにある山の保育園。

山の動物達の子供達が通っています。

お日さまが昇る頃。

【キンコンカンコン】

とチャイムが鳴り、山の保育園の始まりです。

「おはようございます。」

と子供達の元気な挨拶。

「おはようございます。」

と山びこさんの元気な返事。

ママと手をつなぐみんなの元気な声が山に響き、山びこで返ってきます。

だから、みんな楽しくて。

「おはようございます。」

と子供達の元気な挨拶。

「おはようございます。」

と山びこさんの元気な返事。

なんて、また元気な声で挨拶します。

「はいはい、みなさん。おはようございます。」

カバの園長先生が大きなお口を開けて、やってきます。

「みんな、早く入らないと、お母さんがお仕事いけないわよ。」

そうです。

子供達を山の保育園に預けるのはみんなのお母さんにお仕事があるからです。

リスさんはドングリを拾いに。

ウサギさんは畑のニンジンが収穫しに。

ゾウさんはお鼻のホースで水汲みに。

クマさんはハチミツたっぷりの蜂の巣を探しに。

みんなお母さんにはお仕事があって、そのために高い保育料を払っているんですから。

カバの園長先生が言うと、お母さん達は一斉に手を離して、お仕事をするため、山へ下りていきました。


手を離された子供達はつまんなそうに保育園へと入っていきました。

カバの園長先生が門を閉めようとすると。

「おはようございます。」

と小さな声が聞こえます。

カバの園長先生の足元で、山の保育園で一番小さいコリスくんがピョンと跳ねて、挨拶をしています。

「あらあら、おはようございます。コリスくん。さあ、保育園に入るわよ。」

カバの園長先生がそう言われて、コリスくんはつまらなそうに走って、保育園に入っていきました。

なんで、つまらなそうかって?

それはコリスくんの小さな声では山びこさんが返事してくれないからです。

【みんなは大きな声が出て、山びこさんが返事をしてくれていいな。】

コリスくんは思います。

「どうしたのかしら?」

カバの園長先生はコリスくんの気持ちに気付かずに走って追い掛けます。

大きなカバの園長先生の走る振動でコリスくんはピョンと跳ねて、尻餅をついてしまいます。

部屋から見ていたお友達が笑います。

「ごめんね。コリスくん。カバの園長先生は重くて、コリスくんは小さいから。転ばしちゃって。」

カバの園長先生がそう言って、またお友達が笑い。

またコリスくんは自分の小ささに恥ずかしくなりました。

でも、我慢して、お尻の土を払い、下駄箱へと入っていきます。

まず難関1です。

鞄をフックに引っ掛けなくてはいけません。

フックはコリスくんには手が届くわけがない高さにあって、登ろうにも、ツルツルに磨いてあって、登れません。

コリスくんの難関1は鞄をどうやってフックに引っ掛けるかです。

「おい、コリス!」

フックの上にピョンと現われたのはコウサギくんです。

コウサギくんはコリスくんの3倍は大きいので、軽くジャンプして、フックの上に乗ることができます。

「さあ、シュートしろよ。」

コウサギくんが楽しそうに言うのだけれど、コリスくんはちっとも楽しくありません。

コリスくんは必死で鞄をフックに投げるけれど、なかなか鞄はフックに引っ掛かりません。

「コリス、がんばれ!もう少しだ。」

コウサギくんの応援が聞こえるけれど、やっぱしフックに鞄が届きません。

【ガツン】

鞄がフックに届かなかったけれど、カバの園長先生のげんこつはコリスくんとコウサギくんには届きました。

「鞄を大事にしなさい。」

今日、一回目のカバの園長先生のげんこつでした。


2人は頭をさすりながら、パンダ組の部屋に入ります。

鞄の次は帽子です。

それが難関2です。

部屋の真ん中に生えている樹齢10年のクワの木の枝が帽子掛けです。

なんてワイルドな山の保育園なんてゆうてる場合じゃありません。

樹齢10年のクワの木には貼り紙がしてあります。

【登るの禁止】

木登り得意のコリスくんですが、【登るの禁止】なのです。

鞄と違って、今度は投げません。

だって、木登り得意ですから。

難関2はばれないように登って、帽子を引っ掛けろです。

コウサギくんがカバの園長先生に話しかけて、気を引きます。

コリスくんはカバの園長先生が背中を向けた隙に走りだしました。

そして、樹齢10年のクワの木をかけのぼります。


すると、コリスくんより五倍大きいお友達のコゾウくんが応援するため、長い鼻を縮めて、鼻笛を吹きます。

【ピィー】

意外に甲高いコゾウくんの鼻笛。

【ガツン】

ふたたびカバの園長先生のげんこつが飛んできました。

コリスくんとコゾウくん、コウサギくんもついでに廊下に立たされてしまいます。

パンダ組の部屋からはカバの園長先生のオルガンとみんなの歌声が聞こえます。

「また怒られちゃった。」

コリスくんが言います。

「だって、コリスが鞄をうまく投げないから。」

コウサギくんが言います。

「だってコゾウくんが鼻笛を吹くから。」

コリスくんがコゾウくんに言うと、コリスくんの体が宙に舞いました。

コゾウくんの長い鼻がコリスくんをつかんで、高く上げます。

「こうすれば、帽子も鞄もコリスくんで引っ掛けれるよ。」

コゾウくんは言いました。

コウサギくんもよい考えだとうなずきます。

コリスくんはコゾウくんの鼻息がくすぐったくて、ケタケタ笑いが止まりません。

そして、窓ガラス越しにカバの園長先生と目が合います。

【ガツン】



みたび、カバの園長先生のげんこつが飛んできます。

懲りないコリスくんとコウサギくん、コゾウくんは罰として、廊下の雑巾掛けを10往復をカバの園長先生に言われます。

1往復するのに。

コゾウくんが10歩。

コウサギくんが20歩。

コリスくんが30歩かかります。

いつの間にか雑巾がけ競争が始まります。

コリスくんはコウサギくんに追い付くために。

コウサギくんはコゾウくんに追い付くために。

コゾウくんは追い付かれないにがんばります。

でも、結果は。

一等賞はコゾウくん。

二等賞はコウサギくん。

ドベはコリスくんです。

やっぱり大きい順に並びます。

「コリスは小さいからしょうがないよ。」

コウサギくんが言ってくれるけれど、小さい自分が悔しくて、コリスくんは下を向いてしまいます。

「コリスくんは小さいけれど、僕より木登り得意だし。」

コゾウくんが言います。

「そうだぜ。木登りだったら、俺だって勝てないぜ。」

コウサギくんも言ってくれました。
でも、いくら木登りが得意でも、コリスくんが小さいことには変わりません。


「おはようございます。」

とみんなが言えば、山びこが返事をしてくれます。

でも、コリスくんの声は体と同じで小さいから、みんなみたいに山びこさんが返事をしてくれません。

鞄をフックに引っ掛けたくても、コリスくんの小さな体では届きません。

帽子をクワの木に引っ掛けたくても、コリスくんの小さな体では届きません。

廊下の雑巾がけで一等賞になりたくても、コリスくんの小さな体ではいつもドベです。

そうコリスくんは山の保育園で一番小さいのです。

【なんでだろう?】

コリスくんはお母さんが作ってくれたドングリ弁当を食べながら考えます。

コウサギくんは真っ赤なニンジンのお弁当。

コゾウくんは大きな葉っぱのお弁当。

【ドングリばかり食べてるからかな?】

「ねえ、コウサギくん。コゾウくん。少しお弁当交換しようよ。」

真っ赤なニンジンをひとかけらもらって。

大きな葉っぱをひとちぎりもらって。

ドングリを一つずつあげました。

コリスくんはドングリひとつとひとかけらのニンジンとひとちぎりの葉っぱを包みます。

【カリカリ】

コリスくんは一緒にかじるとあんまりおいしくなかったけれど。

【大きくなるために】

我慢して、頑張って、食べました。

【コゾウくんぐらい大きくならなくても、コウサギくんぐらいには大きくなりたい。】

コリスくんは大きくなれることを夢見て。

【カリカリカリカリ】

全部食べて、おなかいっぱいになったけれど、やっぱり小さいままのコリスくんです。



お弁当の後は鉄棒の時間です。

難関3です。

コリスくんの苦手な鉄棒です。

だって、鉄棒に届かないんですから。

一番小さいコリスくんはやっぱし一番前に並びます。

コリスくん用の跳び箱も置かれました。

そのコリスくん用の跳び箱も悔しいんです。

でも、跳び箱に乗らないと、まったく鉄棒に届かないし、跳び箱に乗っても、まだ鉄棒には遠いんです。

隣の鉄棒ではコリスくんより二倍大きくて、五倍尻尾の長いコザルくんがすでに鉄棒にぶらさがってます。

しかも、尻尾で。

コリスくんはコザルくんの真似をして、尻尾を伸ばしてみます。

コリスくんの尻尾はクルリと巻いているので。

伸ばしても、クルリ。

伸ばしても、クルリ。

とすぐに戻ってしまい、ちっとも引っ掛かりません。

隣の鉄棒からコザルくんが器用にコリスくんの鉄棒までやってきます。

「コリスくん、こうやるんたよ。」

優しくコリスくんを鉄棒に引っ掛けてくれます。


コリスくんが前回りをしようとすると。

【ガツン】

またカバの園長先生がげんこつが飛んできます。

「いくら小さくても、自分でやらないと大きくなれないわよ。」

カバの園長先生は真剣に言いますが、何を言われても、コリスくんは小さいのです。

【もっと大きければ。】

コリスくんは悲しそうに跳び箱を飛び降りました。


カラスが鳴く頃。

みんなのお母さんが迎えにきます。

コザルくん。

コウサギくん。

コゾウくん。

コダヌキくん。

コギツネくん。

コグマくん。

みんな嬉しそうにお母さんと手をつないで、帰っていきます。

コリスくんはずっと考えていました。

【どうして僕はみんなより小さいんだろう。】

みんなは僕より大きくて。

うん?

うん。


コザルくんのザ。

コウサギくんのギ。

コゾウくんのゾ。

コダヌキくんのダ。

コギツネくんのギ。

コグマくんのグ。


そうか。

みんか名前に点々がある。

コリスくんは点々がない。

【だから、僕はみんなよりちいさいんだ。】


コリスくんは自分の小さいのは名前に点々がないことに決めました。

決してリスだからなんて理由は思いつかずに。

コリスくんはマジックで名札に点々を書きます。

【コリズ】

ちょっと最初は呼びづらいかもしれないけれど。

明日はコウサギくんとコゾウくんにこれからは【コリズ】と名前が変わったことを説明しよう。

これで明日はみんなと同じぐらい大きくなっているはず。

「コリス、待った?」

コリスくんのお母さんがドングリをいっぱい積んで台車を押しています。

「いっぱいとれましたね。」

カバの園長先生が言います。

「コリスも育ち盛りですから。」

お母さんは言いました。

【お母さんも明日、びっくりするぞ。どうしたの?コリス、こんなに大きくなってって。】

コリス君は名前の点々がばれないように名札を隠して。

「さようなら。」

と、コリスくんは自信満々に言って、お母さんの手を引っ張ります。

すると。

「さようなら。」

と、山びこさんが返事をしてくれました。

【やった!名前の点々の魔法が効いた。】

コリスくんはお母さんと嬉しそうに山を降りていきました。



真っ暗は山に。

真っ暗な木の幹に。

コリスくんの家があります。

コリスくんは枯葉にまみれて、夢を見ています。




「おはようございます。」

コリスくんが挨拶をすると。

「おはようございます。」

山びこさんが返事をしてくれて、手まで振ってくれます。


下駄箱の鞄をかけるフックを見ると、もうそれは目の前にありました。

余裕綽々で鞄を引っ掛けて、コウサギくんに言いました。

「これってダンクシュートになるかな?」

パンダ組の部屋の樹齢10年のクワの木の幹だって、手を伸ばせば楽々に帽子が引っ掛けれます。

コゾウくんが鼻笛を吹いて、カバの園長先生が振り向いちゃってもへっちゃらです。

だって、樹齢10年のクワの木の幹に登る必要ないし。

そして、廊下も1往復10歩でいけちゃうので、コゾウくんと同着一等賞です。

お母さんのドングリ弁当だって、10段重ね弁当箱でようやく満腹になって。

鉄棒の時間は。

コザルくんよりも高く。

コザルくんよりも早く。

いつもよりよけいに回っておりますって。


みんなが言います。

【さすがコリズくん。名前に点々がついただけはあるねって。】


コリスくんはそんな夢を見て。

とてもにやにやしながら。

とても小さな体で眠っていました。



【おしまい】


学生トゴールドスキンパック