息子を学校へ送り出し、家事を済ませ、ちょっとゆっくりする時間帯。午前11時頃。
その電話はかかってきた。
携帯電話に知らない番号。
「誰だっけ?」
少し考えたが、電話に出た。
私「はい、もしもし?」
相手「ああ~、みっちゃんかい、みっちゃん。元気かい。久しぶりだねぇ。みっちゃんは元気にしとるとかい?わたしゃ腰が萎えてきて..」
私「あ、違いますよ、間違えてますよ?」
相手「みっちゃんとこうして話をするのは何年ぶりかねぇ、なあ、みっちゃん。」
んん?おばあちゃんっぽいなあ。
みっちゃんって誰?
私は、花。
私「すみません、間違い電話ですよ?私は花といいます、みっちゃんじゃありませんよ?」
おばあちゃん「ああ、みっちゃん、しばらく会ってないじゃろ、庭の手入れも大変でねぇ。」
あー。
痴呆が入ってるんだね。
私は静かに電話を切った。
しかし、電話は次の日も掛かってきた。
昨日と同じ番号だ。時間帯も、午前11時頃。
私「おばあちゃん??私、みっちゃんじゃありませんよ??間違えてますよ?」正直、イライラした。
おばあちゃん「なあ、みっちゃん。おはぎ作ったんだがねえ、一人じゃあ食べきれんとよ。みっちゃんおはぎ大好きじゃろ?食べにきんしゃいや。」
私「だからっ!......」
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