2012年1月2日月曜日

12月

先月参考になった本
 すでに発表していますように、来月1月から『船井メールクラブ』を発足させます。 特別に希望される方に、「世のため人のためになる情報ですが、公表しにくい真実や未来予測、対処法など」を記せる限度まで、有料で発表し、受信してもらおうという会員制のクラブです。毎週木曜日に8000字~15000字分くらいの情報発信を予定しています。
 それにともない、私自身も毎月、このメールクラブの人々に月初の木曜日に情報を発信します。
 そこでこの『船井幸雄.com』の、どなたさまにも見てもらえる方の発信は、来年から「いま一番知らせたいこと、言いたいこと」に標題を統一し、毎週月曜日と木曜日に、いままでどおりに私はやっていきます。
 ただ、月初の木曜日だけは、「先月参考になった本」について紹介しようと思っています。
 きょうは来月からの予習と思って、お読みください。
 私は単行本だけで毎月50-60冊に目を通します。そして大体そのうちの数冊には非常に教えられます。
 それらの本の題名、発行日、出版社・著者名などとともに、どんなことが参考になったかを、毎月以下のように月初の木曜日に、簡単に記したいと思っています。
 では紹介をはじめます。先月はつぎの6冊でした。発刊日順に記します。

1.『麻(ま)ことのはなし』 中山康直著 2001年10月10日 評言社刊 本体1,800円
 中山さんは私の親友です。麻の研究家です。これからの日本にとって大事なことは、1948年以前のように大麻を自由にどこでもつくれるようにすることだと私は思います。それらが実にこの本でよく分ります。

2.『人に死はない 三つの実話』 山波言太郎著 2008年11月23日 でくのぼう出版刊 本体950円
 この本は拙著『人間の「正しいあり方」』(2011年10月31日 ヒカルランド刊)を読んだ人から、「人の本質は本当に死なないのですか?」という質問に答えるために、私が奨めている実話書です。15分で読めます。そして納得できます。

3.『一箇の大丈夫 西郷吉之助』 早川幹夫著 2010年7月20日 学生サービスセンター刊 本体1,429円
 なぜか私は西郷さんが大好きなのです。
 特に5年近くも難病になって、より大好きになったのです。その理由が本書で分りました。本書によって私の人生観がより幅を増したと思います。考え方が柔軟になりました。はっきり言って自分が強くなったようです。

4.『電子洗脳』 ニック・ベギーチ著 内田智穂子訳 2011年7月25日 成甲書房刊 本体1,800円
 私はパソコン、携帯電話、スマホなどは、できるだけ活用しない方がよい……と言いつづけてきました。本書を読めば、その理由が科学的(?)に理解できると思います。

5.『日本の再生』 植草一秀著 2011年11月15日 青志社刊 本体1,500円
 植草さんについてはよく知っている人です。彼の考え方は、私と同じところが多いし、論旨は非常に分りやすいのです。むつかしいことも、やさしく納得させられます。
 日本人なら、ぜひこの本はお読みになってほしいと思っています。

6.『ビッグバン宇宙論は根幹が間違っていた』 コンノケンイチ著 2011年11月30日 ヒカルランド刊 本体724円
 私は昔からコンノさんの考え方に惹かれてきました。ニュートリノが光速より早いことが分ったいま、この本は一読しておいた方がよいと思います。
 以下に同書についての版元の意見を紹介しておきます。

アインシュタインの光速度不変の原理は、
人類の理性の上に置かれたまさに“アインシュタイン”(一つの巨大な重石)だった。
その束縛から解放し続けてくれたのが、コンノケンイチ氏の一連の著書による明快な主張である。
時間の遅れを証明したとされる原子時計の実験も、データ捏造だったことが発覚した。
これもコンノ氏の主張どおりの結果となった。
科学の巨塔は、とっくに崩壊の過程にあったのだ。
本書は科学というマインドコントロールを維持しようとする者と、
それを突破しようとする者が織りなすビビッドな現場の息吹を余すことなく伝える本である。

 毎月、月初の木曜日には以上のような発信文になると思います。
よろしく御了承ください。
                                            =以上=






「船井メールクラブ発足会員」になりませんか。
 すでに公表していますように、来年1月から「船井メールクラブ」が発足いたします。
 第1回目は2012年1月5日の私の発信文から出発することになります。
 現在、お問い合せくださった方に入会申込みの確認中ですが、はじめの予想より少し余裕ができ、今月15日ごろまでに入会のお申込みをいただきますと、来年1月5日からは毎木曜日ごとに発信文を順調にとどけられると考えています。
 ところでこの1月5日から発信文をおとどけできる方たちを「船井メールクラブ発足会員」とし、今後、特別のお付きあいをしていきたいと思っています。それがどういうものになるかは、いまのところ具体的には私にも分りません。従いまして申せません。
 私は、「自分の性格」や、「船井流経営法の原則」から考えまして、会費の値引きなどは一切いたしませんが、1人の人間として、また(株)船井本社として、発足会員の皆さまには、「船井塾」の会員さまに現在行なっているような気持や方法で、お付きあいして行きたいと思っております。
 具体的には、許せる範囲での人脈の御紹介とか、会見の優先アポイントなどですが、心の通う仲間として今後深くお付きあいをさせてもらいたい所存です。
 ぜひ船井本社のメールクラブ事務局にお問い合せのうえ、12月15日までに「船井メールクラブ会員」に御加入のお申込みをしていただきたいのです(多分、それらの方には12月20日までに御入金をお願いするようになるのではと思います。←※事務局注:御入金時期については、20日より後ろにずれる可能性があります。12/19の時点で、まだどなたにもお支払いについてはご連絡を差し上げておりません。申し訳ございませんが、ご了承願います。)。(※船井メールクラブ事務局注:日付変更の可能性はあります。「船井メールクラブ」にご興味がおありの方は、oubo@funaiyukio.com(※こちらのメールアドレスにリンクできない場合、 oubo@funaiyukio.com をコピーして、あて先に貼り付け願います)まで、お名前、お電話番号、(受信を希望する)メールアドレスを記載の上、ご連絡願います。実施が決定いたしましたら、こちらから、正式なお申込みに関する詳細をご連絡させていただきます。)

 なお、私の体調から考えまして、「船井塾」も、これから少し増員したいと考えております。11月22日に、とりあえず4本の歯が1年8ヵ月ぶりに入り、順調に回復しております。
 さて、以下は今年10月と11月の船井塾の私のテキストの一部です(メールクラブは船井塾のようには直接お目にかかれませんが、そのメール版と考えています)。

【2011年10月船井塾テキスト】                                     
1. (略)
2. (略)
3. 最近の「びっくり」より
(1)光明さんと稲生さんの新ソフト(バイブルコードメッセージ)の一致。
(2)「船井幸雄.com」の影響力。
(3)歯の大切さ (特に「咬み合わせ」の大事さ)。
   体温と免疫力(村津和正さんの学会発表より)
    ―「咬み合わせ」をきちっとすると、免疫力が上り体温が36.4℃―37.0℃で安定する ―
①6-91才 ♂ 346人  ♀ 806人 平均年齢 46.70才
②35.0℃-35.9℃   58名中  48名(82.8%)平均0.58℃↑
③35.9℃-36.4℃  289名中 187名(64.7%)平均0.33℃↑
④37.0℃以上      139名中 111名(79.9%)平均0.14℃↓

(4)武内宿禰と神功皇后=トヨ(ヒミコを征伐した人)の間に生まれたのが神武天皇(本当は応神天皇)という初代天皇だったらしい。
(5)パソコンなどのIT機器はなるべく使わない方がよい。理由はカラダに悪いから。(スティーブ・ジョブズ氏は世の中を便利にし、株価時価総額世界一のアップル社を創り、今年10月5日に56才で亡くなったが、彼の失敗と考えられるのは、これらの機器の通信周波数にギガヘルツ域=マイクロウェーブの周波数を持つ電磁波をえらんだことと言えそうだ)

4.人間として、この世に肉体を持っている間にしかできないこと。
(1)生老病死の悩みと苦労 → その気になれば霊性を急速に高められる
(2)強い我欲に把えられる → その気になれば人間性を正常化し高められる
(3)祈願力や想念力などで ① この世」や「地球域」を変えられる
                 ②「この世」や「あの世」の人々に影響を与えられる
                 ③ 悟れば3次元的かつ5次元的存在になれる
(4)神や異星人など他種族と交渉して ① 地球や地球人を守れる
                        ② 地球や地球人を正しく向上させうる

5.その他、言いたいこと。
(1)ユーロは、もうすぐに何らかの変化をせざるを得ないだろう
(2)組織体は超ワンマンでないと運営できない
「会議」は無い方が良いし、「検討します」は断る時以外は言わない方がよい。「超プロ」は活用しよう。しかし学者や評論家の意見は、できれば聞かない方がよい
(3)最近の日本の国力がおちたのは休みが多いからだと思う。
①戦中、戦前 → 月月火水木金金
②85%を占めていた農民には休みの日は盆、正月だけ
③戦後30年、日本人には休みは無かった
④いまのサラリーマンや医師などは1年のうち半分近くは休日
(4)トップ1人で組織も経営体も99.9%決まる。(だから病気になり老人になるとトップを辞めるべきだ)トップの決め手はNo.2の100倍以上学び、10倍以上働き、率先垂範して稼ぎがうまいこと。そして部下を認め、心からほめること。これがリーダーシップの決め手。
(5)これからの経営者は儲からないことのために動くヒマなどはないはずだ。
(6) (略)

6. (略)

【2011年11月船井塾テキスト】                                     
1. 日本の官僚や日銀などの幹部(もちろん政治家も)は、なぜ大局が見えないのか?
(1)11月1日の朝倉慶さんと増田俊男さんの指摘(私も同感)
(2)自分のことしか考えない人間ばかりができる官僚システムは、どうして日本に根づいたか(これは船井勝仁社長が詳しいので、彼に説明してもらいます。ポイントは「ドイツ参謀本部」と「戦後の教育制度」にあるようです)。

2.いま、はっきり分ること(マクロに把めば分る)→すでに「大変化の時代」に突入している。
(1)ユーロは、もうもたない。
(2)アメリカ的発想も、もうもたない。
(3)資本主義も、もうもたない。
(4)マヤ暦は、すでに失なわれた暦、意味はない。(ただ、今年10月28日、来年12月21日~23日を利用しようとする輩が、いろいろ画策しているので注意が必要。特に来年12月21日~23日は要注意)= 今年10月に稲生雅之さんがグァテマラでマヤの長老ドン・アレハンドラさんに、マヤの伝承などについて、いろいろ聞いている。

3.  (略)
4.  (略)
5.  (略)              (テキストここまで)
                      
 もちろん船井塾では私以外に「超プロ」の特別講師が専門分野について3時間半ほど質疑応答を含め真実100%の講演をしてくれますし、講演終了後には懇親会も行なっております(メールクラブでは、それは不可能ですが、「真実」と「対処法」を有意の人に知ってほしい……という主催者である私の真意は同じです)。
 ともによろしく御検討ください。できますれば、両方に御参加ください。価値はあるはずです。
 なお「船井メールクラブ」の事務局責任者は船井本社の藤原、「船井塾」の事務局専任者は船井本社の重冨です。
 また「船井メールクラブの発足の件」は、このホームページ、月刊誌「ザ・フナイ」ならびに「にんげんクラブ」のホームページ、そして「船井塾」以外では、いまのところ公式には公表しておりません。御承知ください。よろしく。
                                           =以上=

★船井メールクラブ事務局より:「船井メールクラブ」にご興味がおありの方は、oubo@funaiyukio.com(※こちらのメールアドレスにリンクできない場合、 oubo@funaiyukio.com をコピーして、あて先に貼り付け願います)まで、お名前、お電話番号、(受信を希望する)メールアドレスを記載の上、ご連絡願います。実施が決定いたしましたら、こちらから、正式なお申込みに関する詳細をご連絡させていただきます。)





われわれの心体は「本物」か「ニセ物」かを見分けられる
 あらゆる人間の心体にプラスになるのを「本物」、悪い影響を与えるのを「ニセ物」と定義しますと、いまではすべての人には「本物」と「ニセ物」を完全に見分ける能力があることが分っています。
 仕事がら、このようなことに興味を持っていた私は、1975年~1995年の20年間、あらゆるチャンスを把えて、この面の研究をしてきました。
 結論だけを先に言います。肉体反応としては、「本物」にあう(見たり、ふれたり、感じたりする)と、力が強くなり、筋肉が柔らかくなるのです。「ニセ物」は、この逆の反応を人間のカラダにもたらします。
 最近、私の秘書の相澤智子さんに実験をして教えました。
 それについての彼女の感想は11月16日の「にんげんクラブ」ホームページの『船井幸雄から学んだこと』(会員様ページ)に彼女が詳述しています。かなりびっくりしたようですが、自分のカラダの反応で納得したようです。ぜひ御一読ください。しかし私は、私の近くにいる彼女が、その方法を知らなかったことにびっくりしたのです。
 ところで、私の長年の親友に矢山利彦医師がいます。
 九州大学の医学部を卒業した名医で、いま佐賀市内でY.H.C.矢山クリニック(TEL:0952-62-8892)の院長として大活躍中です。空手の達人であり、「気」の研究家としても有名です。本当に頼りになる親切な名医で、彼の「ゼロ・サーチ」は医学界では有名です。長年私どもとは家族ぐるみのお付きあいをしています。奥さまもすばらしい人なのです。
 この矢山さんとの初対面は80年代終りだったと思いますが、その時の印象を拙著『船井幸雄の人間の研究』(「完本」は1998年12月4日、PHP研究所刊)の中に、つぎのように記しております。はっきり印象に残っているのです。

 会ってまずびっくりしました。若いのです。聞いてみたら昭和27年生まれということです。次に感じたことは、カラダも大きいし、武道できたえたいかついカラダつきをしているのですが、なぜかかわいくて仕方がないのです。肉親、それも自分の子供に対して感じるのと同じような感情が湧き出してきます。しかもはじめて会ったような気がしないのです。
 この人が矢山利彦さんというお医者さんです。矢山さんは九州大学の医学部を卒業後、同学部博士課程で免疫学を研究した外科医ですが、『気功』の研究家、実践指導者としても有名な人です。現在の本業は、佐賀県立病院、好生館、東洋医学診療部長兼外科医長ですが、人間的にすばらしい人なのでファンが多く東京でも矢山ファンにより矢山気功教室が開催されており、二ヵ月に一度くらいのわりで彼が上京、直接指導しています。
                         (中略)

 ここで、矢山さんとの初対面の話にもどります。矢山さんははじめから次のようにいいました。
 「船井先生、私は気の研究を、O-RING-TESTを使いながらやってきました。そのうち、気の感触を利用して『YES』か『NO』かを知る私なりの直感コンピュータで、未知のものを探知する手法を開発しました。これはラジエスセシアの応用のようなものですから、フーチと同じ原理です。ただ振り子を持ち歩かないでもよいし、どこででも答がわかるからフーチより便利でしょう。
 それと『気』で『チャクラ』を開ける方法、すなわちヨーガでいうチャクラ覚醒法のいたってカンタンな方法も見つけました。一人の人の、どのチャクラが開いているかどうかは、オー・リング・テストで調べればすぐわかります」と。
 ともかく、話の内容はみな理解できたのですが、びっくりしました。夢のようなことばかりです。
 そこで、「一度、私の前で実演しながら説明していただけませんか?」とたのみました。
 ここで、『O-RING-TEST』について少し説明しておきます。
 人間はとんでもないほどすばらしい能力を持っています。その一つに、どのような人も、自分の心身のためによい働きをする物やことがらを意識したり、そのようなものに触れますと、筋肉が柔らかくなって、力が強くなり、その逆の場合は筋肉が硬くなって、力が弱くなるという反応をしめすという現実があります。これは筋肉の硬軟や筋力の強さを計測できる場合、どれが自分のためによい働きをし、どれが悪い働きをするかを見分ける判別法になります。
 いうならば、人間は自分にとって良い物、良いこと、悪い物、悪いことを客観的に筋肉の硬軟の変化や筋力の強さの変化によって見分けることができるわけです。これは、すばらしい生まれながらの能力といえましょう。
 この能力の応用法が、オー・リング・テストといわれるテスト法で、大村恵昭さんによって開発されました。大村さんは昭和9年生まれで早大理工学部と横浜市大医学部を出た人です。医学者として研究中に『バイ・デジタル・オー・リング・テスト』として、最近有名になった人の指の輪の開閉によって、病気の診断や食物・薬物などのカラダヘの適否を知る方法を開発されたのです。この手法は日本の医学界では、まだ公認されていませんがアメリカでは脚光を浴びています。また日本でも鍼灸をはじめ東洋医学関係者の間では数年前からすばらしい診断法だというのでおおいに活用されています。 大村さんは現在ニューヨーク心臓病研究ファンデーション研究所長の他、シカゴ医大教授、マンハッタン大学や昭和大医学部の客員教授として活躍中です。いま医学者など有志の間でこのテストの応用法も研究され、私の知っている範囲ででもいろいろのことがわかりつつあります。それらを知ると、大村さんは画期的な診断手法の開発をされたものだと思いますし、心から敬意を表したくなります。      
 ところで私はこのテストを次のように理解しています。人間の筋肉の力の変化は、利き腕の指に一番よく表われます。したがって利き腕の親指と人さし指、親指と中指などをO(オー)の輪にし、まず力を入れます。その時の力の強さをおぼえておき、つぎに片側の手に食品でも持った時の、同じ指間のOの輪の力の強さをはかります。その力の強弱で、片側の手に持った物が被験者の心身に良い物か悪い物かがわかるはずですね。すなわち片手に持った物が被験者の心身にとって良い物なら、彼がなにも持たない時よりも両指間のOの輪の力が強まりますし、悪い物なら弱まるはずだからです。このような現象がなぜおこるかということは、いまの科学では説明不能ですが、それはまちがいなくおこる現象なのですから、この現象そのものは、人間をつくられた創造主(?)が、人間に与えたもうた「自分に対して他者が与える効果の良悪判断のための能力」とうけとめ、利用するのが、人として正しい生き方だと思います。
 ともあれ大村恵昭医博の発見されたオー・リング・テストの手法について詳しく知りたい人は、昭和61年に医道の日本社より発刊された同氏の著書『図説バイ・デジタルO-リングテストの実習』をお読みください。また同社へお問い合せになるのがよいと思います。
 ところで、矢山さんですが、
「船井先生は頭頂のチャクラがすでに開いていますから、他の人で実験します」というので、その席へ私どもの男子社員を二人ほど呼びました。
 まず、彼は、その二人の利き腕(右手)の指でOリングをつくらせ、その強さを調べました。二人とも、力が強く、力いっぱい引っぱってもOリングは開きません。今度は二人の左手にタバコを持たせました。そうすると、矢山さんがほとんど力を入れていないようなのに、今度はOリングが開きます。この二人にとって、タバコはカラダによくない物だということが、これでわかったのです。
 今度は、タバコも何も持たせなかったのですが、二人ともの胸の前5センチメートルくらいのところで矢山さんが手を下から上へとすりあげました。その後でOリングの強さを測りますと、カンタンに開きます。あきらかに力が弱くなりました。
 「男の人は、『気』が背中の方は下から上へ、そして頭の上では後から前へ、さらにカラダの前方では上から下へ、そしてカラダの下方は前から後へと流れて、たえずカラダの周りを回っています。そこで、これをたしかめるためカラダの前方で逆方向に少し気の流れを動かしたのです。一挙にお二人とも力が弱くなりましたね。これで『気』の存在も、それがどのように回っているかも、どのような場合に体調が悪くなるかもおわかりになりますね。
 ところで船井先生、先生はタバコを持たれても、私がカラダの前で手を下から上へ振ってもOリングには関係ありませんよ。決して力が弱くなりませんから」
 と、今度は、私の指でOリング・テストをして試してくれました。彼のいうとおりです(転載ここまで)。

 当時、私は大村恵昭さんのことを、すでにかなり研究しており、彼の著書の『図説バイ・デジタルO-リングテストの実習』(1986年3月15日、医道の日本社刊)の内容を実験中でした。この本は名著です。
 それだけに矢山さんとの初対面は’87年~’90年ごろ、東京、芝の船井総研の社長室でのことだったのを思い出します。このようなことがあり、初対面で矢山さんとは本当に親しくなりました。
 O-リングテストは、すでに世界中で活用されているテストになりましたが、このような筋力や筋肉反応によるテストはキネシオロジーテストの応用です。だれでも、すぐに手法を調べ、実践できます。
 いまでは、すこし勉強している医師や、本物に興味のある人は、ほぼ全員が知り活用しているものです。
 ともあれ、私が言いたいのは、自分の周辺の土地、家屋、家電機器、喰べるもの、使用するものなど全てが「本物」か「ニセ物」というか「悪いもの」かは、だれにでもすぐに分ります。
 悲しいことは、90%以上の人工の物が「ニセ物」であり、それを識別する人間の本能的能力が、急低下しつつあると思えることです。
 拙著には、何回もテストの方法や、その結果や警告などを、いままでに発表してきましたが、商業主義と一時的な便利さに毒される多くの人々の傾向を見て、自ら(株)本物研究所(TEL:03-5769-0271)をつくったのです。
 ぜひ本物研究所や「本物」と付きあい、「ニセ物」をなるべく排除してください。
 なお、最近では「ニセ物」の「本物化テクニック」の理論や実際のやり方も分ってきました。すぐに効果が出ます。それだけに健康のためにも読者に少し勉強して実践してほしいと思っています。よろしく。
                                            =以上=





ねらわれている日本、国債が暴落する可能性が高い

  「日本のデッド・エンド予測」資料(森木氏作成)
  (クリックすると拡大して見られます。)

 最近、私の親しい金融の超プロたちから「いよいよ日本経済は金融面から破綻する。早ければ来年(2012年)、常識では2013年、おそくとも2014年だろう。その最大理由は政府の無策が、世界中のマーケットやヘッジファンドから狙われているからだ」という情報が、ひっきりなしに資料などとともにとびこんできます。
 私もそのとおりだと思います。
 このまま行くと、日本の国債金利は上り出し、国債の暴落を機に、日本経済はニッチもサッチもいかなくなりそうです。いよいよ日本国家が破綻する可能性が出てきました。
 11月23日にIMF(国際通貨基金)は「為替相場の破壊的な調整リスクがある」と日本政府に警告をしました。その報告書によりますと、「財政の持続可能性についての市場の懸念は、日本国債の金利の突然の上昇につながる可能性が高い点だ」とはっきり指摘しています。
 財政研究家の森木亮氏は、「2013年に日本は国家経営不能になる」として以下のような資料を送ってくれました(右上資料)。



日本国債を大量に抱えている日本の
金融機関一覧(クリックすると拡大して
見られます。)

 彼は次ぎのように言っています。
 
 私の資金繰り予測では、2013年には、新規国債の発行がそれほど増えなくても年度末の国債残高は751兆円、借換債が113兆円で、合計864兆円に膨らみます。
 「国民の個人金融資産が約1400兆円あるから大丈夫」と言う人もいますが、個人金融資産には資産と負債が重複してカウントされているため、その分を差し引くと、11年度時点の個人資産は779兆円になります。すでに13年度の国債残高と借換債の合計である864兆円を下回っており、資金繰り上、13年にデッド・エンドを迎えるというのが私の予測です(ここまで)。

 また、1997年に財政が破綻し、IMFの管理下に入った韓国の事情も説明してくれています。「暴落したウォンの価値を支えるためにIMFによって高金利策が実施されたのです。そのため住宅ローン金利(変動金利)は一気に30%まで上がり、ローンが払えない人は60%の延滞金利を払わなければならなかった。住宅ローン破綻者が続出、土地や家が投げ売られ、不動産価格は7~8割くらい値下がりしたのです。
 また韓国企業に投資していた外資系マネーが一斉にひきあげたため、韓国企業の約半分が倒産しました。残った企業も約半数の社員をリストラしたため、失業者が溢れ、就職先のない大学生が殺到した大学院は満杯状態になりました。医療費が払えなくなった人も増えて、病院は閑散……。あまりに患者が少ないため、病院は24時間営業していたほどです」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)
 さらに街にはホームレスが溢れ、自殺率は「破綻前」の2倍に膨れ上がりました。これが「国債破綻」の現実ですと。

 経済評論家の朝倉慶さんは、近々に出版する予定(徳間書店刊)の彼の著書の原稿に次ぎのように書いています。

 S&Pの信用アナリスト小川隆平氏は11月24日、ブルームバーグのインタビューで<日本の財政健全化の取り組みが何も進まなければ、どんどん状態は悪くなる>と発言して更なる日本国債の格下げを示唆したのです。
 折りから11月23日はドイツ市場で何と、ドイツ国債の入札が札割れ、しかも応札額が6割しかないという驚くべき結果が報道されました。これに慌てふためいた関係者は欧州債のみならず日本国債を売却、日本国債の利回りは本年最速のペースで上昇(価格下落)、わずか3日間で金利が0.1%超も上昇するという今年最大の下げを演じ、一気に3ヵ月前の水準に逆戻りしたのです。
 いつ破裂するかわからない時限爆弾のような日本国債の相場ですが、まだ日本全体に危機感はありません。しかし着実に暴落という来るべき日は近づいているのです。IMFの報告書、並びに<その時>には必ず日本国債暴落のきっかけを作るであろう、格付け機関も少しずつ蠢(うごめ)いてきています。裏に控えるヘッジファンドと共に何処で日本国債暴落の引き金を引こうか、虎視眈々とタイミングを待っています。一方の日本の財務省、並びに国債を山のように保有している日本の銀行、生損保、簡保、郵貯などは若干の不安感を持ってはいるでしょうが、まさに<赤信号みんなで渡れば怖くない>と運命共同体よろしく、国債をさらに買い続けるのみです。政界でも国債暴落のXデーに備えて<Xデープロジェクト>なる会も作られてはいますが、実際は役にも立たない議論を繰り返しているだけです。晴天の霹靂のようなドイツ国債の札割れ、いったい日本国債の寿命はいつまで持つのでしょうか? 明らかにされない日本国債の必死の管理体制、財務省のなりふり構わぬ市場操作を見てみましょう(ここまで)。

 このあとは、近々に出る同氏の著書をお読みいただきたいと思います。
 要は日本国債は財務省の指導のもと、特定の銀行、証券会社、郵貯、簡保、年金基金などの運用担当者によって引き受け額などが決められているのです。いわゆる談合です。
 しかしいろんな事情からこのシステムはすでに機能不全に陥りはじめているもようです。
 消費税の引きあげがむつかしいことが分れば(多分、いまの政治情勢ではむつかしいでしょう)、それで一挙に破綻しそうです。
 そして10年物国債の金利が2%になったなら、日本国が破綻するだけでなく、大手金融機関はもとより、国債をかなり抱えている地方銀行なども破綻するでしょう。ちなみに次表を見てください。
 これで日本経済はムチャクチャになるでしょう。

 ヘッジファンドを含めた国際的なマネーマーケットの担当者にとって、こんなに稼げることはありません。ゴールドマン・サックスはオリンパスだけで、株価のUP DOWNを活用し、あっという間に何十億円も稼いだようですが、日本国という材料なら何兆円の利益も可能でしょう。
 彼らは、まず政治家や財務当局の無能な国をねらいます。
 ギリシャ、イタリアについで、いまの日本の与党や内閣の閣僚の無能ぶりは海外では有名なようです。
 安住淳財務相や前原誠司民主党政調会長が、全く無能だ……というのは世界では折紙つきのようなのです。
 いま世界では「JGB=日本国債」の暴落をしかけて、利益を取ろうとするヘッジファンドの動きが目立つようになりました。これは少し調べればすぐに分ります。
 日本人は、これらのことを充分に知ってほしいのです。
 そして少し勉強して、日本のこれからに注意をしようではありませんか? なんとしても国家破綻は避けねばならないと思います。
                                           =以上=





「真の自然の理」=「天の理」の時代になりつつある。これを知ろう。

フーチ。左が隕石、右が地球石を使ったフーチ

 私の親しい友人に、中根滋さんという「波動の研究」と「フーチの研究」の権威者がいました。彼は十余年も前に志なかばで「あの世」に行ってしまったのですが、たとえば、いま使用されている波動測定器の開発の、日本の第一人者でした。東京工大を出た工学博士で、私とは特に仲のよい親友でした。
 「MRA」を最初に日本に導入、紹介した人は、江本勝さんですが、日本ではその直後、1990年はじめには「LFT」が増田寿男さん、浅川正名さん、そして中根さんによって開発されました。さらに中根さんは「LFT」から「BICS」「MAX」「MIRS」と開発を続けてきました。この4人と北里大にいた中村国衛さん(「QRS」の開発者)の5人が、日本における波動学(?)研究の第一線の実践家だったと思います。これらはいま多くの人や研究者に、活用されています。
 もちろん70年代後半から「フーチ」と「波動」の研究をはじめていた私にとりましては、中根さんや江本さんをはじめ、これらの人たちとはよく意見を交わしておりました。みんなよく知っている人です。
 ところで90年代のはじめころのことです。
 中根さんが「二つのフーチ」を持って私のところへ来たのです。
 「船井先生、宇宙のルールと地球のルールは、ちがうもようですよ。たとえば、いまの地球では、競争が善ですが、宇宙では悪のようですよ。また、いまの地球では、法律や規制は必要ですが、進んだ宇宙では法律も規制もない方がよいようです。それらはこのフーチの動きで分るのですが、船井先生はどう思われますか?」ということだったのです。
 彼がその時持ってきたフーチは、私がちょうだいし、いまもそれを見ては亡き彼を偲んでいます。

 このフーチは、二本が一対となっており、一本は隕石をフーチの先につけています。 他の一本は、どこにでもある地球産の鉱石を、フーチの先につけております。
 隕石のフーチと地球産の石のフーチは、質問に対して、ちがった動きをするのです。私もやってみました。彼と同じ動きをします。そこで前者を「宇宙のルール」で後者を「地球のルール」だと、彼は仮説を樹てて、私に話しに来たのです。
 この中根さんのフーチの動きと、コスモロジー(宇宙学)の教え、そして私のフーチや直感などを総動員して研究を進め、1995年ごろに私なりに仮説として、まとめあげたのが「地の理」(いまの地球で通用する主たるルール)と「真の天の理」(サムシンググレートが理想としており、すでに優良星人(?)などによって活用されている宇宙のルール)は、1995年ごろでは、逆の場合が多かったのですが、2050年ごろには地球上でも「真の天の理のルール」で運営されるようだ……という考え方に至ったのです。
 したがいまして、1995年ごろからの私は、講演や著書で「いまは『地の理』と『天の理』があるが、近々『地の理』は消滅するだろう。われわれの進むべき方向は『天の理』に向かってだ」と、しきりに、訴え出しました。
 この考え方につきましては、賛同者が、徐々にふえて来ましたが、一番はじめに賛成してくれた人は関英男工学博士でした。彼は「宇宙学」や「高次元研究」でも有名で、電気通信大学やハワイ大学の教授を務めたまじめな科学者でした。
 東京工大の第一期生で、生き方としては『洗心』の推進者としても有名です。
私や中根さんと特に気が合い、これからの地球上の正しいルールは、優良星界人のルールになるのだ……で一致していました。
 私の最近著『人間の「正しいあり方」』(2011年10月31日 ヒカルランド刊)の第IV部第2章(増刷版)では198ページから211ページにその一部を紹介しています。
 ここでは、その中のさらに一部の「優良星界人の暮し」(204ページから210ページ)のところだけを再録して紹介します。

優良星界人の暮し(抜粋)

優良星界人達は 
己自身を知るが故に 
必要以上のものを欲せざるなり
常に過不足なく物資は補給され 
悉(あら)ゆる物資は
天与の物として大切に使用するが故に 
不必要な物の生産は為さざるなり
故に実働時間は僅少(わずか)なり 
是、恒久に恵み有る所以(ゆえん)なり

聖なる大地より得たる生産物は 
生産地より加工地へ
加工地より消費地へ 
流れの如く運搬されん
人々は無欲の心にて暮すが故に 
唯一人も奢侈(しゃし)に流れる者なく
互いに相手を尊重するが故に 
唯一人も驕傲(きょうごう)の心を起す者なく 
互いに相手に信愛を以て尽すが故に 
唯一人も不信の心を起す者なきなり

人々は唯、相互信頼の基盤のうえに暮すが故に 
通貨・貨幣の必要性なく
盗難の起る心配もなく 
貴金属・宝石類偏重の気風なく
金融機関等無論存在しなきなり

人々は己(おのれ)のみを利する事を慮(おも)わざるが故に
一切の営利事業なく 如何なる法人組織もなく 
如何なる労働組合も存在しなきなり

彼等は一なる大神様に対し奉り 
絶対の信を措(お)くが故に
宗教等の必要性は何(いず)れにもなきなり

恒に感謝の心は暮しと共に有るが故に 
また宜しからぬ願望を懐かざるが故に
神社・仏閣・礼拝堂等何処(いずこ)にも存在しなきなり

彼等は利他愛を以て生くるが故に 
道徳・戒律など
自他を束縛する何ものもなきなり

優良星界に於ける教育は是すばらしきなり 
なれど是その星に依りて様々なり
其の星、優良星となりて若き場合 
学校教育に類似せるものあり
其の星、優良星となりて幾千年も経たれば 
既に読書、記憶の必要性殆どなきなり
其の星、優良星となりて幾万年も経たれば 
教育の如き余情すら発見出来ざるなり

優良星となりて若き星々の住民は 先ず宇宙の理を学ぶなり 
次に宇宙科学を学ぶなり

優良星となりて幾千年の星々の住民は 
先ず高度な宇宙の理を学び
次に実施にて多くを知るなり

優良星となりて幾万年の星々の住民は 
先天的に宇宙の理を知るが故に
暮しと共に必要なるもの悉(ことごと)く理解するなり

彼等は常に精神感応に依りて為し 
高度なる理性と倶(とも)に有る故なり
その理性の源泉は 
一なる大叡智者に対する 
絶対信頼の超意識に基くなり
故に完全に発達の遂げたる楽園には 
既に如何なる教育の必要性も無きなり

彼等優良星人達は
 その暮しが学びなり 
 その暮しが愉悦なり 
 その暮しが楽園なり
 その暮しが愛の実現なり 
 その暮しが友への奉仕なり 
 その暮しが大神様への功績なり 
 その暮しが科学する心なり
 その暮しが生命と共にあり 
 その暮しが法則と共にあり
 その暮しが宇宙の理なり 
 
彼等は「宇宙の理」と偕(とも)に在るが故に 
己自身に対し強く生き
善悪を超越して正しく生き 
笑貌(しょうぼう)を以て明るく生き
信頼と互譲の麗(うるわ)しき心なるが故に 
我なく
競うことの愚かさを知るが故に 
宜(よろ)しからぬ欲心なく
人類皆一体なる真理を悟るが故に 皆仲良く相和して
森羅万象悉(ことごと)く 
宇宙創造の大神様より発したる 
大愛の波動の変化なるを悟るが故に
無限の感謝と共に暮すなり(転載ここまで)
 
 これらをもとに、現在の「地の理」と、今後急速に変ると思える「真の天の理」を、以下に私流にまとめておきます。
 すでに地球上では一部ですが、「地の理」が通用しなくなり、「天の理」に変りつつありますが、今年から急に変りはじめ、2020年~25年には、「地の理」の時代は終るのではないだろうかと、いま私は考えております。

「地の理」=いまの地球上の主なルール  →  真の「天の理」=これからの地球上
                                  の中心になると思えるルール
         競争は善   →   競争は悪
    秘密は認められる   →   秘密はなくなる
       権利が大事   →   所有権、著作権、特許などの権利はなくなる
        制約が大事   →   法律、規則などの制約はいらなくなる
        我欲が中心   →   我欲はなくなる
    金銭、営利が中心   →   これらは無価値になる
        宗教が必要   →   宗教は「真の天の理」を信じるようになるから不要になる  
       自己愛が中心   →   利他愛の時代になる。自他同然となる
    苦労をして進化する   →   楽しみながら互助で進化する          
他人を疑う(陰謀、策略あり)  →   他者を信じる(陰謀などはなくなる)
      他人を否定しても可 →   否定、批判などはなくなり、肯定し、包みこむようになる
          複雑化   →   単純化
        デジタル化   →   アナログ化
われよし、いまよし、お金よし  →   全てよし。ただしお金は不要になる
         裁きは必要  →   人が人を裁くことはなくなる
    不調和も認められる   →   調和の時代になる
   不効率もむしろ平気    →   ムダなく効率化する

 以上のようですが、分りやすく言いますと、「真の天の理」に従い、これからは互助、共創、単純化、効率化、調和、愛化、優良化(進化)、美化、包み込み化、肯定化の方へ世の中が急進すると言えそうです。
 多分、民主主義や資本主義なども近々になくなると思います。政治、経済や社会生活も変りそうです。
 すでにこれらは、いまの世の中でもっとも進んでいると思える日本的経営の世界では進行中で、いかに競争しないか、いかに包みこみ、活かすかが、20年来のベストの経営のコツです。私はこれで成功してきました。
 多分、これからの非常時、われわれは意識的に、真の「天の理」に向って進まなければならなくなると思われるのです。
 すでに大きくみますと、人々は束縛から解放されつつあります。最近では占星学や四柱推命や紫徴斗数命盤は当らなくなり、マヤ暦もすでに失われた暦になりました。生年月日や暦などの束縛から人々は解放されつつあるのです。
 以上の点、ともかく感覚的に直感的に把えられるように早くなっていただき、これからの世の中の大変化に対応していただければありがたいと私は思っています。
 なお、この辺のことをとらえるためには、いずれも本年中に書店に並びます、以下の本を正月休みにでもぜお読みください。まだ発刊されていませんが、年内には入手可能です。これらでよく分ります。
・飛鳥昭雄著『地球「超」シークレットゾーン』(ヒカルランド刊)
・朝倉慶著『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店刊)
・船井幸雄著『素晴らしき真言(マントラ)』(青萌堂刊)

 です。よろしく。
                                           =以上=





直感力をつけよう

   図表1

 人間の智的能力には三つあると言われています。分りやすく説明します。
 一つめは知識です。これは説明不要でしょう。省略します。
 二つめは知恵です。知識から導き出される理性的、論理的な知的応用力のことです。
平常時には、この知識と知恵だけで充分に生きていけます。
 ところがいまのように何が起こるか分らないような非常時には、三つめの直感力がどうしても必要になってきます。
 これは知識や知恵と関係なく、瞬間に分る正しい答を知る知的能力と言えばよいでしょう。
 この直感力を論理的、科学的に説明しようと考えた私の友人がいました。
 1928年生れのウイリアム・カウツさんで、彼はMITでコンピュータの研究を通じて、博士号をもらった私の親友です。
 スタンフォード大学や同大学の研究所を経て、サンフランシスコにCAI(The Center for Applied Intuition=直感力応用センター)を創った人です。
 1980年ころから親しくなり、長年ともに研究し、私とは共著『ビジネスに活かす直感力の研究』(1987年 PHP研究所刊)という本まで出しました。
 当時は、2人で「世の中には何でも分っている『超意識=super-conscious-mind』があるようだ。これと1人の人の顕在意識が直接に結びつけば、よいはずだ。そのためには人の潜在意識を介在させなければよいと考えられる」などと、気楽なことを言い、そのためのノウハウまで開発し、セミナーまでやりました。
 当時(80年代)は、非常時ではなかったので、これでもよかったのです。
 一方、経営コンサルタントとして1975年ころからの私は、本物化に取りくんでいました。
 世の中にはあらゆる人や動物にとって益はあっても害のない「本物」と、その逆の「悪モノ」があります。それは人の場合、キネシオロジーテストでだれにも分ります。
たとえば、最近流行しだしたスマートフォンは、「悪モノ」の代表のようなものです。
一方、本物の代表は「イヤシロチ」です。
 ともかく私のコンサルタント先は流通業が多かったので、メーカーや卸問屋、小売店の工場や倉庫、店舗をイヤシロチ化し、そこにある商品の本物化に力を入れはじめました。そして80年代はじめには、本物化に成功していました。
 私のコンサルティング先が、ほとんど顕著な業績の向上を見た理由は、扱い品の本物化にあったと思います。
 多くの人は直感で、自分が扱い、触れる商品が本物か悪モノかが分るようです。本物はよく売れました。四日市のスーパーサンシや愛知県のヨシヅヤに行くと、いまも店全体がイヤシロチになっています。ほとんどの商品は本物化されています。
 もちろん、現在のようにスマホや携帯電話のようなニセモノを、喜んで使うほど、当時の人たちは、直感力が衰えてはいなかったようです。
 いま、私はスマホや携帯電話、パソコンなどの本物化に取り組んでいますが、最初、その答は直感力にありました。
 これらを取りまいている電磁波を、本物化してしまえばよいわけです。
 残念ながら、いまのところは100%の成功はしていません。商業主義のカベを破るのはイタチゴッコでむつかしいものです。が、対処策は分っています(来年から発足する「船井メールクラブ」でその方法を発信しようと思っています)。
 だから「なるべく、これらは使用しないように」と一般の人にはいまは言うしかないのです。
 こういうプロセスを経まして、直感力の決め手も、①「自分の人間性を高め、霊性を強化すること」と②「イヤシロチの環境に身をおいておくこと」までは、結論的に分ったのです。
 それから③「意識的に、客志向して、生命がけの経験を多く積むこと」が決め手のようです。ノウハウが見つかり、ルール化できます。
 このようにして私は、ある分野(たとえば、経営という分野や本物化の分野)では、直感力を活かせるようになり、現に活かしています。とはいえ、研究途上です。
 最近の私の言動は、これらのことをお知りいただけますと、ある程度御了承いただけると思います。
 ところで最近、またまた直感で④「真の自然の摂理に従うとよい」という答が出て来ました。競争心や強すぎる我欲、陰謀、秘密主義などは直感力の開発にはよくないようです。
 これにつきましては、12月15日の当ホームページの私の発信文に一部を書きました。
 なお、私は1993年にPHP研究所から『船井幸雄の直感力の研究』という著書を出しております。その第1章は「直感力とは思考を通さず直接正しく知る力」という章題で、1986年10月22日に私とカウツさんが対談した内容を詳しく紹介しています。そのポイントを以下に転載します。

 なお、はじめにことわっておきますが、カウツ博士は、マサチュセッツ工科大学を卒業し、コンピュータの研究で同大学で学位を得た電子工学博士であり、ロンドン大学やスタンフォード大学などで研究し、教えていた学者です。
 彼も私もいたって合理的かつ近代的人間であり、決して神がかり的な者ではないと、はっきりいっておきたいと思います。



   図表2(クリックすると拡大して
   見られます。)

《直感=ヒラメキ、勘》
船井 カウツさん、こんにちは。今日でお会いするのは四度目ですが、いつも、あなたと話していると、何百年も前からの知人のような気がします。ところで、カウツさんはスタンフォード研究所などで長年コンピュータの研究をなさっていたそうですが、なぜ人間研究へと移られたのですか。そのへんから話してください。

カウツ 二十年間、科学者としてコンピュータを中心に研究を続けてきましたが、私はそこからだんだんと人間の創造性とか直感へと興味が移ってきました。それはあるとき有能な直感能力者と出会い、まだ科学では解明できない情報を得ることができたことが機会だったように思います。その人は、その後二~三年の間に起こることを予言してくれましたが、それらはすべて実現しました。
 そこで、私は、今後科学がどのように発展するのかということをその直感能力者に質問すると同時に、自分自身についての将来の方向性もいくつか聞きました。そのほとんどが、そのとおり実現しました。そのような出会いがキッカケで、私は人間の能力とか人間に興味をもち、仕事の分野も移ってきました。

船井 現在は、人問の直感や、ヒラメキ、勘、第六感といったことを中心に研究なされていますね。ひとことで言うと、直感とはどんなものなのですか。私は勘がよいほうですが。(笑)予測が当たるし、その気になれば、いろんなことがわかります。

カウツ 私どもでは、直感を、一切の五感・思考を通さず、心が直接何かを認知することと定義しています。つまり“直接知ること”で、通常、ヒラメキとか勘とかいっているようなことと同じだと思います。人間だれもがもっている能力ですが、ただ、通常の人は、それをあまり開発していないのです。また、直感には限界がありません。あらゆる分野のあらゆる情報を直接得ることができます。

船井 同感です。社長業を何年もやっているような人、特に成功している人には、直感の鋭い方が多いようですね。最終的に何かを決断しなければならないとき、もちろんデータも使いますが、直感で判断していることが多いと思います。知らず知らずのうちに使っている直感ですが、それはいったいどこから来るのですか。できるだけわかりやすく説明していただきたいのですが……。

カウツ 現代の科学、特に心理学でわかっていることは、人間の心(意識)には層があるということです。
 まず、日常、何かを見たり聞いたりする意識があります。これを顕在意識と呼んでいます(「図表1」参照)。この意識で、五感を通していろいろな情報を得たり、またそれを思考したりしています。しかし、顕在意識には、多くの情報を長く蓄積しておく機能はありません。
 そして、顕在意識の外側に潜在意識の層があります。ここには、過去の体験、小さい子どものころの記憶、もう忘れてしまっているような記憶が蓄積されています。過去のできごとを思い出そうとするときは、顕在意識の心が、潜在意識の層に行き記憶を取り出してきます。
 更に、その潜在意識の外側には、超意識と呼ばれる層があることがわかっています。この超意識の特徴ですが、まず、一つには、人類の過去、現在、未来に関する全情報、さらには宇宙の歴史といったようなことも、ここに存在しています。もう一つの特徴は、この超意識は他の人と共有しているということです。つまり、われわれは超意識のレベルでつながっているわけです。
 超意識は、過去に、いろいろな宗教家や哲学者によって、その存在を明らかにされ、いろいろ異なった名称で呼ばれてきています。例えば、カール・ユングはこれを集合無意識と呼んでいます。この超意識の情報を直接、顕在意識で認知することを「直感を得る」と言っているわけです。

《直感能力者は超意識から情報を得る》
船井 なるほど。ところで、その超意識にある情報を自由に得るにはどうすればよいのでしょうか。

カウツ 潜在意識には、いろいろな記憶が眠っているわけですが、その中で、恐怖を伴った体験や、思い出したくないようないやな経験が、障害物として多数残っています。この障害物によって、超意識から顕在意識への情報の流れが妨げられています。また、たとえ超意識から情報が入ってきたとしても、障害物にぶつかることによって情報がゆがめられて顕在意識に伝えられてしまうわけです。
 ですから、直感を得るには、まず、潜在意識内のこの障害物を取り除くことが大切です。そして、顕在意識を超意識へと拡大し、超意識から顕在意識へと情報が自由に流れることができるような「経路(チャネル)」を作ります(「図表2」参照)。こうすることにより、いつでも必要なときに、自由に直感を得ることができるわけです。これは、私どもでは多くの訓練例で証明しています。

船井 そうですか、直感能力者と呼ばれる方は、そうやって直感を自由に得ることができるわけですね。私の場合はそういう訓練をしなかったからちがうのかな?

カウツ 同じだと思います。直感を得る際に二つ気をつけなければならないことがあります。一つは、まず超意識から入ってくる情報を潜在意識の記憶や障害物などから区別できるようにしなければなりません。もう一つは、顕在意識、潜在意識、超意識では、そこにある情報の形態が全く異なっているということです。
 日常、こうやって見たり聞いたりして入ってくる情報、つまり、顕在意識が扱っているものは、非常に具体的なものです。また、潜在意識に蓄積されているものは象徴(シンボル)として眠っています。更に、超意識にある情報は非常に抽象的なものです。
 ですから、超意識から顕在意識に入ってくる抽象的な情報を具体的な言葉に翻訳しなければなりません。直感能力者とは、これらのことができ、いつでも必要なときに、超意識から情報を取り出せる人のことを言います。ちなみに、私が主宰しています直感力応用センター(CAI)には、この直感能力者が九人います。いずれも、当研究所の独自の厳しい基準を満たしている優秀な方々です。また、人格的にも立派な人たちです。

船井 多くの占い師、霊媒師と呼ばれる人々がいますが、その人たちと直感能力者とは、どう違いますか。

カウツ カリフォルニアにもたくさんの占い師や霊媒師と呼ばれている方々がいますが、その中には本当の直感能力者もいます。しかし、そのほとんどの人々が、人格的に未熟であったり、出てくる情報が不正確であったりします。また、単に人を驚かせてやろうといったような目的で発言したりします。だいたい、二〇人中一九人までが、そういったような人々だと思います。ですから、CAIでは厳しい基準を設けて、直感能力者を登録しているわけです。人格面、出てくる情報の正確さ、責任感などの点で優れているのが直感能力者だといえるでしょう(転載ここまで)。

 私はこの中の「図表2」の直感力についての答は正しいと思っています。
 問題は、どうして潜在意識の層を突破するかなのです。
 そのために、いまこの発信文のはじめの方に書いた①②③④の方法を見つけたのですが、もっとよい方法が今後分るような気がします。が、これはいまの私の直感です。
 読者もどうぞ御研究ください。これからは、まちがいなく直感力がなによりも大事で必要になる時代だと思います。
 なお、この辺のことをとらえるためには、いずれも本年中に書店に並びます、以下の本を正月休みにでもぜお読みください。まだ発刊されていませんが、年内には入手可能です。これらでよく分ります。
・飛鳥昭雄著『地球「超」シークレットゾーン』(ヒカルランド刊)
・朝倉慶著『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店刊)
・船井幸雄著『素晴らしき真言(マントラ)』(青萌堂刊)

 です。よろしく。
                                           =以上=

~これまで「船井メールクラブ」へお問い合せをくださった方へ、事務局よりのお知らせ~
「船井メールクラブ」への正式なお申込み方法に関するご連絡が予定より遅れております。正式なお申込みに関するご連絡は、12/19以降、これまでお問い合せをいただいた皆さまに、主にメールでさせていただく予定です。いろいろお待たせしてしまい、申し訳ございません。御入金の締め切りも当初の予定の12/20より後ろにずれます。お申込みに関する情報や、詳しい締め切り日が決まり次第、TOPページ右上の「NEWS」枠でもご連絡いたします。大変申し訳ございませんが、よろしくお願いします。
                                「船井メールクラブ」事務局





おおきく今後を見つめると今から大変化が起こりそうだ
 未来のことは分りません。
 が、現状までの多くの情況をマクロにまとめ、それらの意味を直感で判断しますと、それなりの答が出て来ます。ちょっとやってみましょう。
 まず、われわれが知っている現在の情況をカンタンに分りやすくマクロにまとめましょう。

1.天災、人災が急増しました。地球が人間の行為に悲鳴をあげているように思います。このことは説明は不要でしょう。
 石油をはじめ、地球の資源をこれ以上取り出すのはやめてほしい……と地球が人間に強く言っているように私には思われてなりません。

2.資本主義が、もうすぐ崩壊するだろうということが、少し良識のある人には、はっきりしてきました。
 多分、あと10年も現在のシステムがそのまま続くと思っている人は、少し勉強している人には、もういないでしょう。
 EU諸国、アメリカ、日本、中国などは、いつこれらの国が破綻するかも分らない情況になっています。全く危険です。
 「われよし、お金よし、今よし」の発想も近々には崩れそうです。

3.金・ドル体制も、いよいよ崩壊しそうです。
 副島隆彦さんの近著『「金・ドル体制」の終わり』(祥伝社刊)を一冊読めば、それはだれでも分ると思います。
 われわれが生活や経済活動の基軸として信じて来たものが、近々に無くなりそうなことは、どうやらたしかなようです。

4.米、英、イスラエルとイランの対立は、いよいよ最悪の様相を迎えました。
 その詳細は、今年年末に徳間書店から出る朝倉慶さんの新著『もうこれは世界大恐慌』に書かれていますが、もし戦争が避けられたとしても、
①石油価格の高騰 → ②インフレ → ③金利上昇が、わが日本国を破綻させる可能性が非常に高くなってきました。大変です。

5.いままで何百年か、事実上世界を支配してきたのは「闇の勢力」だと言われてきました。
 その是非は別にしまして、この存在たちがいま急速に力を無くしているようです。
 これはベンジャミン・フルフォードさんの近著『メルトダウンする世界経済』(講談社刊)を一冊読むと、ほぼ理解できます。彼の有料メルマガ(http://foomii.com/00006)は一読の価値ありです。
 世界秩序維持の方法が変りつつあると言えそうです。陰謀ももはや通用しなくなりつつあるようです。

6.真実がはっきり分るようになりました。
 本当のことが、いまではすぐに分ります。
 これは良いことですが、「秘密が守れない」という人間にとっては自由を考えなおさねばならない大変なことにつながります。
 われわれ人間は多分生き方を大至急に変えねばならなくなりそうです。

7.すばらしい新技術が続出中です。
 入力より出力の方が3倍も出ると実証されたと言われている井出治さんのデゴイチや、服部禎男さんの「超小型原子炉」(これは故障も放射能もれも廃棄物もないと言われています)など、日本人によるエネルギー関係の発明の他、少し調べますと、世界中からすばらしい技術が目白押しに出て来ました。
 日本人では五井野正さん、元島栖二さん、そして土田裕三さんなどに私は注目していますが、これらの人が、どんなことをやっているか、ぜひ読者でお調べください。勉強になりますし、カンタンに調べられます。
 多分、びっくりされると思います。よい世の中が近づいてきたようにも思います。
 このように書いていきますと、限りがないので、この辺できょうは打ち切りますが、以上の七項目からだけでも、人類は、良くも悪しくもいま岐路に立っており、変化のまっただ中にいることがはっきり分ります。その方向がはっきりするのは、多分2011年~2014年だと思うのです。もうすぐです。
 ちなみにある人が、この間、次ぎのようなメッセージを私にくれました。

2011年は 水の禊(ミソギ)の年
2012年は 火の禊(ミソギ)の年
2013年は 水と火の禊(ミソギ)の年
2014年は 地軸移動の年
        ↓
 この間の、人間の対処次第で、すばらしい世の中にもなるし、最悪の世の中にもなりますよ……と。
   
 このメッセージに耳を傾けたくなるのが、これからの2-3年だと私も思います。勉強して、正しく上手に生きたいと思っております。

《船井幸雄の正月休みにオススメの本》
・飛鳥昭雄著『地球「超」シークレットゾーン』(ヒカルランド刊)
・朝倉慶著『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店刊)
・船井幸雄著『素晴らしき真言(マントラ)』(青萌堂刊)
                                           =以上=

~「船井メールクラブ」にこれまでお問い合せをくださった皆さまへ、「船井メールクラブ」事務局よりのお知らせ
10/24、10/31、11/7の「船井幸雄のいま知らせたいこと」などでお知らせしている
「船井メールクラブ」(会費は、入会金は0円、一年一括前払いなら10万円(税込)、月払いなら毎月1万円(税込))に、これまでお問い合せをくださった方々に、
12月22日(木)に、メールにて正式なお申込みに関するご連絡をさせていただきました。
お問い合せをくださった方は、メールをご確認をいただき、ぜひご入会いただければありがたく思っています。ご入会お申込みの締め切りは12月27日(火)です。
お問い合せいただいたのに、メールが届かない方や、ご登録がうまくできない方は、以下までご連絡願います。
《お問い合せ先》(株)船井本社 「船井メールクラブ」事務局
TEL:03-5782-8110 FAX:03-5782-8111
メール:info@funai-mailclub.com





素晴らしき真言(マントラ)



 私の新著『素晴らしき真言(マントラ)』が来年早々に青萌堂から発刊されます。が、今年12月27日~30日には日本中の書店に並ぶ予定です。定価は本体が1,500円です。

 この本は、できますことなら正月休みにお読みいただきたいと思って、少しいそいで書きあげたのです。
 「真言」というのは、永年、私が書きたかった大事なことなのです。
 同書にどんなことを書いたかは、以下の同書の「まえがき」でお分りいただけると思います。そこで「まえがき」を紹介いたします。


――すばらしいコトバ、特に日本語の真言には、強い力があるようだ――

 今年(2011年)の9月11日、午後6時ころのことです。
 9月10日、11日と「パシフィコ横浜」で(株)船井本社主催の『2011年にんげんクラブ全国大会』が開催され、2日間で1万人近い方が参加してくださいました。
 約4000人が入れる大会場は、2日間とも講演会場として活用していましたが、その「さいご」の講演の〆くくりに、講師の中矢伸一さん(未来評論家、日月神示研究者で私の親友です)の先導で、午後6時ころから超満員の聴衆が、全員で「ひふみのりと」を3回唱えたのです。
 その瞬間。会場の空気が変りました。全員が一様に浄められ、力強さと未来への大きな希望を持ったように私には感じられたのです。真言の力です。この「ひふみのりと」=「一二三祝詞」のようなコトバを真言(マントラ)と言います。

 私の友人で、言語学の研究家の七沢賢治さんは、言霊学の第一人者で、言霊や真言にすごく詳しい人です。彼はこの「ひふみのりと」のさいごの方に「布留部、由良由良止、布留部」を付言し、3度以上つづけて唱えると、「よい思いは叶うようだ」と言っているように思います。ちなみに、それは、つぎのようになります。

ひふみよいむなやこともちろらねしきるゆゐつわぬそおたはくめかう
をゑにさりへてのますあせえほれけひふみよいむなやこともちろらね
しきるゆゐつわぬそおたはくめかうをゑにさりへてのますあせえほれ
けひふみよいむなやこともちろらねしきるゆゐつわぬそおたはくめか
うをゑにさりへてのますあせえほれけ  
布留部(ふるべ) 由良由良止(ゆらゆらと) 布留部(ふるべ)

 これが事実であることは私も、多くの友人も実験して確かめております。
 なお、七沢さんの研究や考え方につきましては、大野靖志さんの近著『言霊はこうして実現する』(2010年7月 文芸社刊)が、一番まとまっており、わかりやすいと思います。ぜひ知識として、同書に書かれているポイントは知っておいてほしいと思うくらいです。
 ところで真言(マントラ)の本来の意味をここで少し書いておきます。
 密教において仏さまや見えない崇高な存在に呼びかけて祈ったり、効力を出すために唱えるコトバのことをサンスクリットではmantra(マントラ)と言います。
すなわち神秘的な威力を持つコトバのことを指すのです。
 これが、神道などの影響もあり、日本では「真言」といつの間にか呼ばれるようになりました。よい日本語を当てたものだと思います。

 末尾などに「オン」や「ソワカ」というサンスクリットの聖語の付加されているのが、そのまま残っているマントラもありますが、それは真言というコトバがサンスクリットのマントラの日本語訳であることを知れば、理由はお分りと思います。
 さて、なぜ本書を出したくなったかということを、(これは第1章で紹介しますが)説明いたします。今年になってから、私の発信した私のブログ(船井幸雄.com)の中で真言(マントラ)について書いたことが2回あります。その2回の文章への読者からの御質問が、圧倒的に多かったからなのです。いまだに時々あります。
 そのほとんどの方には、御納得してもらえるような返事は書けませんでした。
私にはそのような時間的な余裕などが、なかったからです。

 とはいえ、論理的にも実証的にも真言(マントラ)が効果のあるコトバである理屈が私には分ります。決して迷信ではありません。
 1970年代から私は、『日本人の脳』(1978年1月 大修館書店刊)という名著を出し、一躍世界的に注目を浴びた東京医科歯科大の角田忠信教授と親交がありました。
 彼は、日本人の左脳と右脳の働きは、世界中のほとんどの人たちと異なり、自然音(虫の声や雨風の音)を左脳で声として聞いていると言い、この日本人の特性は、日本語にあると研究結果を発表しました。
 それだけに、日本語の真言は日本人にはより強力な効果があるもようです。
 ともかく日本語のルーツは1万年以上前にさかのぼることができ、母音、子音、そして父音があり、独自の脳と文化を生んだようです。
 それは、韓国で生まれ日本に帰化し、いま拓殖大学の教授である呉善花さんの日本人研究にもっとも上手に説明されています。私は彼女とも親しいのです。
 東日本大震災と、その後の日本人の大衆の行動は世界中の人々に、その冷静さと、互助、自立精神の強さなどで、感動を与えました。特に外国の知識人たちには「ありえないこと」として衝撃すら与えております。
 それらについても本書内で、分りやすく説明したいと思っています。
 できるだけ実例中心に書きたいとも考えております。

 私は日本語の真言(マントラ)は、言葉の構造や日本人の感性から考えて、日本人には特に強い力があるようだと思っています。
 ともかく「すばらしいコトバ。特にくりかえし「よいコトバ」として唱えられている日本語は、くりかえし唱えれば唱えるだけすばらしい効果があるのだ」とお考えのうえで、本書をお読みいただけるとうれしく存じます。
 それではこの辺で本書の「まえがき」のペンをおきます。
                                  2011年11月6日
                                    熱海市の自宅書斎で
                                船井幸雄(転載ここまで)

 この本で日本語と日本人の特性、特にその長所というかすばらしさの理由などが読者にかなりお分りいただけるよに書いたつもりです。
 ぜひ御愛読ください。
                                            =以上=

《船井幸雄の正月休みにオススメの本》
・飛鳥昭雄著『地球「超」シークレットゾーン』(ヒカルランド刊)
・朝倉慶著『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店刊)
・船井幸雄著『素晴らしき真言(マントラ)』(青萌堂刊)
                                       
~「船井メールクラブ」にこれまでお問い合せをくださった皆さまへ、「船井メールクラブ」事務局よりのお知らせ
10/24、10/31、11/7の「船井幸雄のいま知らせたいこと」などでお知らせしている
「船井メールクラブ」(会費は、入会金は0円、一年一括前払いなら10万円(税込)、月払いなら毎月1万円(税込))に、これまでお問い合せをくださった方々に、
12月22日(木)に、メールにて正式なお申込みに関するご連絡をさせていただきました。
お問い合せをくださった方は、メールをご確認をいただき、ぜひご入会いただければありがたく思っています。ご入会お申込みの締め切りは12月27日(火)です。
お問い合せいただいたのに、メールが届かない方や、ご登録がうまくできない方は、以下までご連絡願います。
《お問い合せ先》(株)船井本社 「船井メールクラブ」事務局
TEL:03-5782-8110 FAX:03-5782-8111
メール:info@funai-mailclub.com





日本人よ、考え方を変え、健全に生きよう。
 これが今年さいごの、この『船井幸雄.com』の私の発信文になります。
 私にとりましては、今年は1年中、口内の異常に悩まされた1年でした。
 3月、8月、11月、そして12月と4回も左下アゴ骨の手術をしました。それで、生まれてはじめての病気での入院というのも経験しました。おかげで一年中のほとんどを「話しにくい」「喰べにくい」そして「睡りにくい」日々を送りました。いずれも大変でした。
 それだけによく勉強しました。多くの著書を世の中に出しました。カラダはまだ半人前以下ですが、アタマと心の方は、やはりかなり進化したように思えます。
 以上のような私ごとは、どうでもよいことですが、ベッドで多くの本を読み、友からのメールや手紙、資料などに目を通していますと、マクロにものごとが見えるものです。
 いろいろ見えたことがありますが、年末にあたり、①日本人にとってもっとも大事だと思うことと、②私が実行したことの二つだけをきょうはカンタンに記そうと思います。

1.日本人にとって、いま、もっとも大事だと思うこと。
 これは大きく言って二つあります。
 40兆円弱の税収で、100兆円近い一般会計、そして1,000兆円の公的借入金という現状は、現実に当てはめて分りやすく言いますと、年間400万円の収入で、1,000万円を使う生活をし、すでに1億円の借金があるということと同様です。しかも毎年、収支の差の600万円は借金を増やしているということです。
 だれが考えても、これでは家計が破綻します。借入金を返す方法はありません。実にだれにもよく分ります。
 こんなカンタンなことを政治家、官僚をはじめ、多くの一般日本人はほとんど認識していないようです。しかも収入を増やそうとも努力しないし、生活の質を落とそうとも考えていないように私には見えるのです。
 ともかく永年、経営者として人さまに働いてもらい、給料を払って来ましたが、最近の日本人は働かなくなったし、休みはふえるし、遊ぶこととお金を使うことだけが好きになったと思えてなりません。もう限界だと思います。多分、近々、収入はいやおうなく減るでしょうし、仕事も無くなり、会社などの企業体も利益が出なくなり、赤字にならざるを得ないと思うのです。

(1)だから日本人に大事なことの一つめは、「もっと働き、節約しよう」ということです。
 私は来年79才、ここ5年来は半病人でまともに働けませんでしたが、やはり自分の収入の数倍以上は病中も稼いでいましたし、会社のための収入もそれなりに恥ずかしくないように挙げておりました。
 働きぐせ、稼ぎぐせが身についているからとも言えますが、五体満足で健康なら、多分いまの10倍や50倍くらいは働き稼ぐでしょう。
 ともかく自分が、年に1,000万円の生活をするのなら、すくなくともその2倍から3倍は、知恵をしぼり、カラダを動かして稼ぐように各自で働いてほしいのです。
 その方法はいくらでもあります。各自で考えてもっと働いてください。まず、その気持になることが大事です。
 それとともにもっと節約してほしいのです。
 自分を例にしますが、ここ4年間、口内の異常で、大酒呑みだった私は、一滴のアルコールも口にしておりません。また肉好きで有名だったのですが、肉類は4年間ほど、ほとんど喰べておりません。というより喰べられないのです。
 家内も付きあってくれています。本当に彼女には申しわけがないと思っていますが、こんな状況でも生きて行くのに、そんなに不都合なことはありません。
 外出や外食ができないために、いやおうなく節約生活をしているとも言えますが。
 とはいえ、1945年の終戦前後に比べますと、いまの日本人はまったくぜいたくになったと思います。
 もっと働いて節約しましょう。そうしますと、いま400万円の収入は年に600万円になり、1,000万円の支出が年に500万円になるでしょう。これくらいはカンタンだと思います。
 これで1年に100万円を返せる方へ回せます。それで、はじめて希望が出てくるのです。

(2)二つめは、「ムダなことはやめよう」ということです。
 5年間の医者通いで分ったことは、①薬というのは、ほとんどが現実的に副作用があり、毒だから、なるべく服用しない方がよい……ということでした。
 最近は、医師の前で、このように公言し、薬の処方は最低限にしてもらっていますし、不用な健康食品の類いも、ほとんどストップしました。
 また、パソコン、携帯電話(特にスマートフォン)は、人間のカラダに有害なことが分っています。最低限の使用にとどめていますが、不便さは一切感じていません(これには12月8日のこのホームページや11月16日のにんげんクラブの相澤智子さんのHP(会員様専用ページ)をみてください)。
 それに株式の売買などの投機的なこと、いわゆるゼロサムゲームは一切といってよいほどやめたのです。
 これでストレスが無くなり、時間が有効に使えるようになりました。
 これらのことの一部を各自が心がけますと、一挙にムダな経費が減ると思われます。
 いまでは、浪費せよ、浪費せよ、投資しろ……などという資本主義システムが、近々崩壊するのは、はっきりしてきました。
 とすれば以上の(1)(2)をやり、資本主義に1日も早く引導を渡してもいいのではないかと思います。
 このようにして時間に余裕ができますと、勉強や働くなど、時間を有効に使う方法はいくらでもあるものです。

2.私が実行したこと、それは健康が何より大事だ。だから不注意をやめ、心身を適度に活性化しよう……ということ。
 5年近くも体調を崩していますと、健康の大事さが身に沁みます。
 私もちょっとした不注意がもとで病気になったのです。
 医療機関に行けば治る……と考えたのが、一番大きなまちがいでした。
 病気は、自分で注意してならないようにし、自分で治療するべきものだ……ということがいまでは、はっきり分りました。
(1)は、不注意なことはしないことです。
 ムリもいけません。ええカッコもしない方がよいでしょう。
(2)は、適度に心身を活用することです。
①少しずつはアタマを使いましょう。
②ストレスになるようなことはやめましょう。
③毎日少しでも歩いたり、運動したりして、適度に心身を活用して活性化しましょう。

 私がいまお奨めしているのは両手ふり運動です。
 両手をカラダの横で同時に一緒に前後にふればよいのです。
 来年になると、船井メールクラブの会員さんには、私が詳しく書いて発信しますが、ぜひ両手ふり運動をやってください。
 私は毎朝20~30分つづけていますが、健康な方なら、5-10分で充分でしょう。効果抜群、すぐ効きます。
 これで今年さいごの私の発信文を終ります。
 読者の皆さま、今年もありがとうございました。
 来年はこのふつうのホームページならびに有料の「メールクラブ」でお目にかかります。
 どうぞよい新年をお迎えください。
 来年もよろしく。
                                          =以上=

★「私の健康法」として、「両手ふり運動」について詳しく紹介したページはコチラをクリック★

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