2012年1月2日月曜日

11月

私の健康法
 御存知のように、私は2007年3月から体調を崩し、いまも口内異常で、常に痛く、まともに喰べられず、話すことも、ほとんどできず、夜は睡りにくい状態です。
 左下の歯ぐきを失い、左下の歯を5本失い、左下アゴ骨骨髄炎だとも言われています。ともかく1ヵ月くらい前は、歩いても、車に乗っても、新幹線に乗っても、その振動で顔をしかめるような状態でした。それが半月くらい前から急速に回復してきました。いまのところ薬は好きでないので「抗生剤」も「痛みどめ」も、最近の2ヵ月くらいは一切、服用しておりません。
 もちろん、名医や名歯科医が定期的に診てくれています。アドバイスももらっています。
 ところで、ふつうの人は、私の顔を見たり、態度を見ると、「若々しくてお元気ですね。御病気とは思えませんね」と、お世辞でなく言ってくれるようです。私も口内さえ正常化すれば、多分60-65才くらいの体力が、すぐにもどるように思っています。耳だけは2年前の中耳炎後、聴こえにくくなりましたが、目は正常ですし、アタマも超正常なようです。口内にもおそくとも12月中には仮歯が入ると思っています。
 私なりにどんな健康法を、ここ4-5年の病気中も行なってきたかを、このホームページ上に書くのは読者のためになると今朝、急に思ったのです。というのは、2007年3月に体調を崩すまでは、医師の世話になるということなど全くなく、元気に休みもなく働きつづけられたからです。その時にやっていた方法で、できることは病気中もやってきました。
 と言っても、大した健康法を行なってきたわけではありません。50才ごろからは毎朝30分ほど、NHKテレビのニュースを見ながら両手を振って来たのと、1日に2時間くらい、立ったまま講演をしてきただけなのです。それの延長をしただけです。
 これらはだれでもできますし、効果はあると思いますので、気楽にこの発信文を読み、できることなら実践してほしいのです。
 では説明いたします。
 私は、50才を過ぎたころから、夜は10時すぎに睡り、早朝の3時ころには起き出していました。アタマが朝に、もっとも冴えており、それから7時ころまでは、だれにもジャマされずに考え方をまとめたり、文章を書けますし、読みたい本も読めるからです。
 そして毎朝6時ころから30分ぐらいは、テレビのNHKのニュースを見ながら、①まず20分間くらい両手をカラダの外側で、前後に振る「両手ふり運動」をしてきたのです。これは背骨をまっすぐにするとともに、朝のさわやかな大気を吸いこむベストの手法のもようです。
 故・関英男先生に教えてもらったものですが、一秒に1回くらいのスピードで両手をそろえて後方に全力でふり、その反動で前にもどします。
 これを5分間くらいやりますと、カラダによくない物にふれても99%以上の人はO-RING-TESTが開かなくなります。関先生はこの「両手ふり運動」を1日に1時間も2時間も、おやりになって、それだけで96才まで、まったく御健康だったのです。
 これは安保徹さんが、「これこそベストの健康法だ」と理論的にも解明してくれた方法です。私は、これをいまも毎朝6時~6時20分ころまで約20分間、約1200回、両手をそろえて前後に振っております。



     両手ふり運動

②ついで両手を左右に深い息を吸入し吐き出しながら5分間、約300回くらい開くようにふるのです。これで猫背がよくなるし、息の出し入れが深くなります。

③それから約3分間、胸の前で横隔膜を拡げるように両腕をまげて同時に、左右に開くようにふります。3分間で200-250回ぐらいはふっていると思います。これだけで、それまではよくセキが出たのですが、出なくなりました。

④その後1-2分間、カラダ全体のバランスをととのえる軽い体操をして、合計で約30分間を過します。この②③④は私が独自に開発したものですが、なかなか良いと自賛しています。
 具体的にはページ中の写真をみてください。


     両手ふり運動②

 私は、この①②③④を、2007年3月に体調を崩してからも、たえずつづけてきました。
 これ以外に骨髄炎になる前は、口内異常で講演が出来なくなったので、毎日30分くらいは散歩をしていました。
 いまは、痛くてやめていますが、もう少し左下アゴ骨の痛みが減りますと、また、散歩をはじめる予定でおります。


     両手ふり運動③

 これらは、本当に健康によいと思いますので、おそくとも50才ぐらいになればぜひ行なってほしいのです。場所も、どこでもいいし、いつでもいいし、費用もかかりません。
 以上以外に、私が行なっているのは、カラダによくて副作用もないと思える以下のものを服用しています。ただ、これには経費がかかりますので、あくまでも私の体調維持法だと思って参考にしてください。

・1日に1回「精氣源」を1袋服用。((株)精氣源臨床研究所(TEL:092-513-7030  E-mail:info@seikigen.com  HP:http://www.seikigen.com/)
・疲れたと思った時に、「カリカ」を服用。((株)済度(TEL:092-771-6676 FAX:092-771-6678  HP:http://www.saido-ps501.co.jp/)
・食事の時に「熊笹エキス」を服用。((株)鳳凰堂(TEL:03-3784-6677  E-mail:info@hououdou.jp  HP:http://www.hououdou.jp/)
・「活性酸素除去食品」(爽快水素)を服用。((株)本物研究所(TEL:03-5769-0271 HP:http://www.honmono-ken.com/product/index.php?m=goods_detail&group_id=1&goods_id=39))

 そして夜、よく睡るために「ブレスライト」と「nano400」を下腹などに60分くらい照射しています。((株)エクボ(TEL:046-243-5601 HP:http://www.ekbo.co.jp/sub02.html)

 これで約5年弱の体調不良をともかくいままで乗りこえてきたのです。そして来年には元気を回復するだろうと自分で期待しているのですが、気分の方は、痛みをこえてますます元気です。
 人間は年齢を重ねるとともに、体調が悪くなります。これは自然の摂理です。
 しかし生きている間は、なるべく病まずに元気に生きたいものですね。
 よろしければ、充分お調べのうえ、納得できれば私のやってきたことも参考にしてもらえればと思い、発信することにしたのです。
 よろしく。ともかく前向きに元気で明るく、ニコニコ、どんなことにもこだわらず、プラス発想して生きるのが人生にとって大事なもようです。
 さいごに、10月31日のこのページで、少し気になる記事を書きましたが、これは私見ですが、パソコンの前に一日中座って仕事をしなければならないような人は、この「両手ふり運動」を毎朝20分くらい実践すると、その害(?)から、助かると思います。それはO-RING-TESTで分りますから、各自で御実験ください。よろしく。
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いままでよりも、遠慮なく正しい情報を発信したいので「船井のメールクラブ」を準備しています。
 私は、あんがい正しい情報をよく知っています。本当のことを多くの人さまより先に知るようです。
 実例から見ますと、未来予測もほぼ的確に分りますし、対処法も分るもようです。
 それは、多くの経験とそれだけの情報投資を行なってきたからだと思います。目安になると思いますので、金銭的に言いますと、何十年も、毎年何千万円かをその面につぎこんできました。
 ところが、それらの知った情報などをストレートに100%発表するのは、「いまの世の中」ではむつかしいのが実情です。
 このホームページの私の発信文で、ふつうの方たちの御存知のなさそうな情報を週に2回発表しているようですが、それらの内容は私が知り、公表したいことの、平均して40%ぐらいだろうと思っています。考えるところがあり、9月から少しレベルUPしました。60%ぐらいに上げたのです。
 私は、いろんな公表媒体を持っています。いまのところ「船井塾」のように95-100%を公表している勉強塾もありますし、『ザ・フナイ』誌では50-80%、『にんげんクラブ』誌では、50-70%くらいだと思っています。これが限界です。
 そこで、先月(10月)24日に、このホームページのこのページで「有料メルマガのページをつくりたい。そして会員制にして、言いたいことの80-90%ぐらいの情報内容を、そこで公表したい」旨、書いたのです。
 その反応がすごくて、実は「びっくり」しております。

①まず「情報や知恵、技術は無料であるのが当然だ」という人々が、この先進国の日本でも、多くいらっしゃるようです。
 テレビも新聞も週刊誌も有料ですし、本も有料であることを、それらの人は忘れていらっしゃるようです。
 もちろん、テレビや新聞、あるいは政府の発表が、全部正しく、それで足りれば一応は充分なのでしょうが、福島第一原発事故の3月11日以降の政府や東電の発表、そしてそれを伝える新聞、テレビのニュースのほとんどが恣意的で信用できないものでした。それでも、いまなお日本人の大半は、それらのまちがった情報を「正しい」と信じている人が多く、ことによりましては危険な状態にあると思います。そのことも知ろうとしない方が、日本人の過半のような気がします。
 とりあえず、私の友人で、もと陸将補で、情報通の池田整治さん著の『超マインドコントロール』(2011年9月15日 マガジンハウス刊 税込1,575円)や、やはり私の友人の地球村代表の高木善之さん著の『大震災と原発事故の真相』(2011年10月1日 NPO法人ネットワーク「地球村」刊 税込250円 購入の申し込みはFAX06-6311-0321へ)のどちらか1冊を読めば、政府や東電発表がいかに真相とちがい、わざとと言える恣意的なものであったのは、だれにでも分ると思います。

②私は知識と知恵と情報を売る経営コンサルタント会社(株式会社 船井総合研究所)を創業し、トップとして経営する一方で、経営コンサルタントを永年月、本業として生きてきた人間です。そこで知恵や情報が、いかに大事で価値があるかをよく知っています。
 70才で船井総研を辞め、本物の情報を流す「船井メディア」と、本物技術や商品を開発普及する「本物研究所」の経営を第2の人生としようとして準備をほぼ整えた直後(74才時)から、体調を崩しました。口内異常で、ほとんど話せなくなったのです。もちろん経営者業もままなりません。それまで年間200-250回も講演(1回、1.5~2時間)をしていましたが、それができなくなったので、本当に困りました。そこで情報発信は本の原稿執筆を主に前記のような雑誌やこのホームページで行ないはじめたのです。しかし真実は非常に書きにくいものです。
 どうしても、欲求不満がつのるので、月に1回だけ「船井塾」という、知っていることを特定の人にですが、ストレートに100%近く話せる非公開の会をつくり、それを受け入れてくれる人だけを対象に、ムリを押して毎月1-2時間、毎回主治医に来ていただき、助けられながら、言いたい情報の公開を続けてきました。もちろん私以外に毎回一人ずつ、知っていることの90-100%を話してくれるある面での超プロの特別講師も招いてのことです。
 私は船井総研時代の経営者や経営コンサルタントを通じて、仕事のポイントは「正しい情報を知るのが何よりも大事なこと」を知っていますから、そのための人脈や情報投資は、その後もつづけてきました。それは「よかった」と思っています。
 ところで、ありたがいことに、5年近く苦しみぬいたいまの病気が、今年12月ころから楽になりはじめ、来年中には人前で話せる可能性も出て来ました(いまは対話でも、1時間くらいが限界で、それをこえますと、その後1-2日は、口内が痛く、まともに喰べたり、話せなくなります)。
 うれしいことです。それくらい正しい情報を伝えるというのは大事なものだと思って気力で船井塾の運営をしてきたのです。
 だから有料メルマガで、私の方の条件を受け入れてくれる人々にのみ、その時点で書ける範囲(多分特別の人に対しても言いたいことの80-90%ぐらいが書ける限界でしょう)で、正しい情報を公開したいと考え、10月24日に当ホームページにあのような文章を書いたのです。
 私が発信したいのはどんな内容のことかと実例を言いますと、10月20日に当ホームページに書いた、「いまは自分の過去も近未来も、簡単にほとんど完全に分る時代になってきた」というような実例や、10月31日に書いた「パソコン、携帯電話、スマホは、できるだけ使用しない方がよい」というようなことです。ふつうこのような情報は、常識として、未来は分らないし、資本主義で回っているこの世界では、影響を考えると公表しがたいものなのです。あの文を読み「船井は気が狂ったようだ」と思っている人も多いと思いますが、あそこに書いたことや、10月27日発信の「人生の99%は生まれた時に決まっているし、本当は子が生まれる前に親をえらんで生まれてくるのだ」というのも真実です。
 東大教授の矢作直樹さんの近著『人は死なない』(2011年9月1日 パジリコ刊 税込1,365円)の内容が正しいことは、1990年ころには、はっきりとフーチ(波動探知術)研究者の間では常識であり、検証もされていました。フーチにつきましては、拙著の『人間の「正しいあり方」』(2011年10月31日 ヒカルランド刊 税込1,365円)に詳述していますので、ごらんください。
 どうやら、いま、私と担当医師の判断、そして10月20日に当ホームページに書いた私の体調などの未来考察の結果からみますと、私の体調は今年12月から快方に向いそうに思います。それゆえ、よろしければ「船井塾」に興味がおありの方は、下記へ、お問い合せください(担当者は船井本社 重冨(しげとみ)・TEL:03-5782-8110 です)。
 また、「有料メルマガ」に興味のおありの方は、入会条件他は、前回の発表より、入会金を無くするなど大幅値下げをします(いまのところ、入会金は0円、会費は、一年一括払いなら10万円(税込)、月払いなら毎月1万円(税込)の予定です)ので、船井本社の藤原(石崎)(TEL:03-5782-8110 FAX:03-5782-8111 メール:oubo@funaiyukio.com ※こちらのメールアドレスにリンクできない場合、 oubo@funaiyukio.com をコピーして、あて先に貼り付け願います)に、お名前、お電話番号、(受信を希望する)メールアドレスを記載の上、11月10日から12月9日までお問い合せか、もし実行する時にはクラブ会員になりたい旨を連絡し、お申込みください。
 最終的には、有料メルマガの配信を実行するかやめるかは、12月10日すぎにそれまでの読者の反応をみて決めようと思っています(※配信を実行する場合、ご連絡をいただいた方には詳細を後日、連絡させていただきます)。
 いまは少しでも多くの方にこのような本当の情報を発信したいと、思えてならない時なのです。そのような時代になったように思います。
 マヤ暦がいつ終り、新しくなるかにつきましては、十数年前から、いろいろいわれて話題になっており、その時には「世の中の大変化がだれにでも分る」という説が流れています。
 先月、友人の稲生雅之さんが、マヤの長老のドン・アレハンドロさんをグアテマラに訪ねて、それについて聞いてきました。その時の話しでは「マヤ暦はすでに失われた暦であり、伝承では暗闇の3日間があってから、次のサイクルに入る」ということでした。
 こんなことをさいごに書きたいぐらい、今年から「世の中」は大変化中です。多分、いまのギリシャ危機は回避できないでしょう。近々に、EUもアメリカも中国も、そして日本も、現在の常識人にとっては、びっくりするほどさま変りするでしょう。ではよろしくお願いします。
 なお、実践するなら、有料メルマガは「船井幸雄.comの有料メールマガジン」を正式名称とし、略称で「船井の有料メール」としようと思っています。そして購読してくれる方は「船井の有料メールクラブ員」ということにする予定です。ぜひ御検討ください。
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「びっくり」してください。
 11月3日の文化の日のことです。
 大阪から私宅を訪ねてくれた友人が「この本の内容は、本当でしょうね」と『電子洗脳』(ニック・ベギーチ著、内田智穂子訳 2011年7月 成甲書房刊)を見せてくれました。
 ニック・ベギーチという名が記憶にあったので、アマゾンで取りよせて、びっくりしました。ニック・ベギーチ(NICK BEGICH)さんは、アメリカの電磁波研究家で、医学博士、かねてより私の注目していた人です。同書は2006年にニューヨークで“CONTROLLING THE HUMAN MIND”という原題で発売されたものだったからで、「電子装置によるマインドコントロール」が研究されているとして、かねてから私が心配していた内容の本の日本語訳だったからです。
 私がパソコンを見る時間を減らし、携帯電話やスマホをなるべく使わない方がよい……と意志決定した理由が、同書には実証的に全くはっきりと書かれています。10月31日のこのホームページの私の発信文を見て「バカなことを書いて、船井はアタマがおかしいぞ」と思った人は、ぜひこの『電子洗脳』を読んでください。
 同書の7ページの文章だけを以下に紹介しておきます。


 ご想像のとおり、電磁エネルギー源は日に日に進化している。その出力において、パルス、波形、焦点の調整ができ、人体に照射すれば、こんなことが可能になっている。自発的な筋肉運動を阻止し、感情と行動を操作し、眠らせ、指示を送り、短期および長期の記憶を阻害し、一連の経験を作ったり消したりする。また、こんな可能性を極度に高めることすらできる。人体内にハイファイ(高忠実度)の言葉を作り出し、密かに指示を送り、心理的に方向づけをする。ギガヘルツ級の高出力マイクロ波パルスを人体に照射すると、体内にわずかな温度変化が起こる。その結果、かすかに加熱された組織が急激に拡張し、音波が発生する。パルス列を用いれば、体内に人が聞きとれる5~15キロヘルツの音場(おんじょう)ができる。このように、最も苦痛を与える(自分が自分でなくなる)方法で狙った敵に話しかけることが可能になるのだ。
                                     アメリカ空軍科学諮問委員会
                            『新世界展望:21世紀に向けた航空宇宙戦力』
                  (New World Vistas:Air and Space Power For The 21st Centry)

 つぎは、2011年11月号の『財界にっぽん』の「松下政経塾政権のスタートとその真相」という藤原肇さんと本澤二郎さんの対談記事です。お2人とも高名なジャーナリストですが、あけっぱなしのその内容には「びっくり」を通りこして「ショック」を受けました。ここに書かれていることの事実をまだ確認していないので、それが正しいか否かは分りませんが、「正しいようだ」とも思います。
 「カルト集団PHP」などという説明があったり、私のよく知っている人が何人も出て来たりします。私の知っている事実で表面的に発表できないことも多く書かれているから、すごい内容です。同書の48ページから53ページまでは、書店での立ち読みでもいいから、ぜひお読みになる価値のある対談だと思います。
 日本の裏社会は四つある……ということを、私ははじめてこの対談文で知りました。その中の「ホモ」というのにはショックを受けました。
 あと一冊は良い意味でショックを受けた本です。
 それは11月3日に李白社から発刊され、ビジネス社から発売された『日本人て、なんですか?』という竹田恒泰さんと呉善花さんの対談本です。呉さんは私と特に親しい日本に帰化した日本のある大学教授です。
 われわれ日本人にとって当り前のことが、韓国生まれの呉さんからは、「当り前でない」ということを、充分に納得して教えられました。「たしかに」と思いました。
 ここへ同書の「あとがき」だけを紹介しておきます。

あとがき・・・日本人は平常の心で危機を乗り超える

 私は今回の東日本大震災で、いざという時に人や物事の本体が姿を現すという、まさしくその事態を目の当たりにさせられました。そして、その本体がほかでもない常日頃の生活を支える平常の心であることを、はっきり知ることができたと思います。
 日常生活には、人と人との生きた触れ合いを互いに探りながら進められる共生の面と、人よりももっと強く、もっと高く、もっと多くといった願望によって進められる競争の面との両面があると思います。私が思うところは、前者の共生の面を生き方の第一とし、この生き方の錬磨、習熟によって文化、社会、経済、技術などを独自に発展させてきたのが日本だということです。
 それに対して現代世界では、逆に後者の競争の面の著しい拡大がもたらされてきました。それが近年に至って、ようやく時代の転換点が見えはじめてきたように思います。多くの人々が、対立的・対抗的な競争の明け暮れに心底疲れ果て、人と人、人と自然の和合を求める気持ちを、これまでになく強めていくようになってきたと感じられるからです。世界各地で心の癒し、心の平安を求める波が高まっているのはそのためで、この波が世界的な日本ブームを、クール・ジャパン人気を、いっそう押し上げていくことにもなったと思います。
 そこで今回の大震災が起き、先に述べました前者の共生の面が被災地に圧倒的な勢いで出現していく様子をテレビやインターネットで見知り、世界の人々は驚嘆したのです。現実の生き方そのものとして眼前に広がるクール・ジャパンの光景に、心から感動したのだと思います。私にしても、二十数年も日本に生活していながら、しきりに日本を語りながら、いまさらこれほど大きな感動的な衝撃を受けるとは思ってもみませんでした。さらに驚いたことは、対談のなかで竹田さんもおっしゃっていますように、このことを多くの日本人はことさらなことではなく、当然のことだと受け止めていることでした。平常の心をそのまま出しただけのことだ、というかのようにして。
 日本文化は、物や人との対抗によってではなく、物や人との調和によって自分が成り立つ文化です。日々の生活のなかで、多かれ少なかれ性質の異なる相手とできるだけ融け合っていこうとするのが日本人です。異質性を際だたせることを好まず、融和へと向かう同化作用を働かせていくのです。日本文化はこの融和を目指す心の働きを、鍛錬によってより磨き上げ深めていく性格を大きな特徴としていると思います。
 融和を目指す心、異なる相手の内に入り込み融け合っていこうとする心は、日本人にとっては特別な心のあり方ではなく、これこそが平常の心のあり方です。江戸時代の剣の達人・宮本武蔵は「兵法の道においての心のもち方は、平常の心と変わってはならない」(『五輪書』の「水の巻」)といっていますが、各種の技芸でも職人技でも同じことがいわれます。でもこれは、達人ばかりの考えとはいえず、国民性というべきものだと思います。事実、大震災という未曾有(みぞう)の危機状態のなかで、多くの人々がけっして平常の心を失うことなく、自力救済と相互の助け合いに力強い働きぶりを示してくれたのでした。

 竹田さんは難しいことを実に平易に語られます。深いところまで理解が届いているからこそできることに違いありませんが、聴く者には和やかなうち解けを求める心の働きが伝わってきます。この対談では、竹田さんと多くの理解を共有できたと感じていますが、私の理解が十分に届いていないあたりで、少なくない示唆をいただくことができました。この場をお借りして竹田さんに感謝の意を表したく存じます。また、本書の企画で貴重な機会を作ってくださった李白社代表の岩崎旭さんに、そして話を通りよくまとめて一冊の本に仕上げてくださった編集部の方々に感謝いたします。
                                       平成二十三年六月十五日
                                       呉 善花

 ともかく以上のように「びっくり」や「ショック」の事実が、続出するのが最近の世の中の特性です。
 お互いに充分、いまの時代と人間について考えようではありませんか? そして時流の激変を知り、正しい上手な対処策を取りたいものです。
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12月10日の「近未来セミナー」は参考になりそうだ

  『大変革後の世界 本物の生き方』セミナー』
  クリックすると拡大して見られます。

 私がいま一番話しをきいてみたい人は「近未来」について的確に答えられる人たちの本音の意見です。近未来というのは、「いまから2-3年先までのこと」です。大変化の時代、これから10年くらいは、近未来の「正しい予測」と「対処法」が上手に生きる決め手となると思うからです。
 そういう意味で、「船井のメールクラブ」も発足させたいのですが、この「船井のメールクラブ」にも「自分の意見を本音で書ける限界までストレートに発表してもらいたい人」が、いまのところ知人に約30人くらいいます。
 その中の3人が12月10日に船井メディア主催のセミナー(右のパンフレット参照)で話してくれます。
 その3人とは、岩本沙弓さん、高島康司さん、中矢伸一さんです。そしてあと1人、私の息子で、最近、折があれば私の考え方、生き方を研究し、「本物の生き方」の実践に全力投球をしているように私には見える船井勝仁が話します。これはおもしろいセミナーになると思うのです。
 岩本さんは、『為替占領』(今年7月31日、ヒカルランド刊)という彼女の著書を読んで、私が近未来予測と対策の「超プロ」だと思った人です。ぜひ、このセミナーに出てもらうように頼みました。高島さんや中矢さんは、ともに私の親友で拡く深い知識と卓見ぶりは有名です。できれば東京青山の会場まで行ってお聴きいただければありがたいと思います。多分、参考になるでしょう。



  『京の都を守る龍の軌跡を巡る旅』
  クリックすると拡大して見られます。

 それからもう一つ、私が興味を持っているツアーセミナーを紹介します。
 それは12月3日(土)~5日(月)まで、参加人員20名で2泊3日のバスツアーを行なう石川和孝さん、大橋智夫さんをコーディネーターとする私好みの企画です。
 石川さんは陰陽道や古神道の研究者で、私の友人ですし、大橋さんは水とイヤシロチの研究家で、京大農学部を出た私の後輩です。2人とも独特の個性を持っており、すぐれた人間性の人と思って付き合っています。
 見学地もたのしいところばかりですし、3日間も一緒に旅行しますと、すばらしい効果が期待できるような気がします。

 よろしければ御参加されてもと思い、紹介しました。
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~「船井のメールクラブ」に関する船井幸雄からのお知らせ~
 『船井幸雄.comの有料メルマガクラブ』(船井のメールクラブ)は、いままでのお申込み数からみまして、どうやら発足できそうです。皆さまの御期待にあつくお礼申しあげます。

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※『船井幸雄.com』事務局注:「船井のメールクラブ」へのお申込みに関する詳細は、後ほどこのホームページ上でもご連絡させていただく予定です。
お申込みを希望されるか方は、oubo@funaiyukio.com(※こちらのメールアドレスにリンクできない場合、 oubo@funaiyukio.com をコピーして、あて先に貼り付け願います)まで、お名前、お電話番号、ご住所、(受信を希望する)メールアドレスを記載の上、ご連絡願います。後ほどこちらから、正式なお申込みに関する詳細をご連絡させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。





「船井のメールクラブ」の大要
 来年(2012年)1月5日(木)から発足しようと考えている「船井のメールクラブ」についての案の大要が固まりました。
 そこに書きたいことは、一般には公表した方がよいと思う情報なのですが、いろんな都合があって公表できにくいことを、毎週木曜日に、その道の「プロ」から、できるだけ、特定の会員に対してだけ公表してもらおうという趣旨のものです。その内容の一つの実例を、このホームページでは、10月31日に私が書きました。その内容が信用されないと困るので、その理由は11月10日に、そして対処法は11月3日に、やはりこのホームページ上でポイントについては発表しました。
 したがいまして、「船井のメールクラブ」は、有料で、希望者(クラブ会員)にのみ配信することになります。
 発信文を書いてもらう人は、私が、人間性、情報力などで、信用できると思える人にのみ書いてもらう予定です。
 いま候補者が30人くらいいらっしゃいます。発信日の半月ぐらい前には発信原稿を出してもらいます。もちろん発信内容は、あくまでも発信者に自由に書いてもらいます。とはいえ、確認のとれる確実な事実や予測などの内容を、書ける限界まで書いていただけるようにお願いしようと思います。
 どれくらいの方が「メールクラブ会員」になっていただけるかにより、発信者に払う原稿料や「メールクラブ員」の会費も異なってくると思いますが、とりあえず、メールクラブ会費は1ヵ月1万円、1年分を一括前払いの方は年間で10万円にしようと考えています。
 発信内容は「事実」「その事実にともなう近未来予測」「事実の確認法」「それへの対処法」などに多分なるだろうと思います。が、これは発信者に委せます。
 なお、どうしても、「船井のメールクラブ」を立ちあげるのが、むつかしい時は、12月中旬に、「残念ながら中止します」と、その理由とともに、このホームページ上で私が発信します。なお、以下は、担当者が考えている運用のポイントです。

~「船井のメールクラブ」のポイント~
 政治的、経済的にも、地球環境レベルでも、世界的な大変動が起こっている昨今、1980年代からすでに、このような時代がくることを予測し、言い続けてきた船井幸雄への注目がにわかに高まってきています。
 そして今後もしばらくは、世の中では混乱が続くと予測されます。そんな中、船井幸雄には「発信したくても、不特定多数の人に向けて発信するのはどうしても憚(はばか)られる」という情報がまだまだたくさんあるようです。船井の知人にもそういう人が多くいらっしゃるようです。
 そこで、不特定多数の人に向けては発信はできないが、とても大切な真実の情報を、この『船井幸雄.comの有料メルマガクラブ』(通称:船井のメールクラブ)で発信していきたいと思っています。
 この「船井のメールクラブ」が実施される場合は、船井幸雄の情報のほか、人間性、情報力などで、船井が信用できると思える人(候補者は現在30人くらい)からの情報を毎週発信していく予定です。皆様からのお問い合せをお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします(料金は、一年一括前払いなら10万円(税込)、月払いなら毎月1万円(税込)の予定です)。

★ご興味がおありの方は、oubo@funaiyukio.com(※こちらのメールアドレスにリンクできない場合、 oubo@funaiyukio.com をコピーして、あて先に貼り付け願います)まで、お名前、お電話番号、(受信を希望する)メールアドレスを記載の上、ご連絡ください。実施が決定いたしましたら、こちらから、正式なお申込みに関する詳細をご連絡させていただきます。

※なお、「船井のメールクラブ」が始まっても、『船井幸雄.com』での「船井幸雄のいま知らせたいこと」は、これまでと同じように無料で発信させていただき、何ら変更はございません。どうぞよろしくお願いいたします。
                                            =以上




経営というか組織運営の決め手の「リーダーシップ」について
 国のような大きな組織体から、家族のような小さな組織体まで、人が2人以上集まって何かやる場合は、上手にやるか下手にやるかが、大事なことになります。
 しかし、それには決め手があるのです。これは私のトップ経営者や経営コンサルタントを、ともに40年も50年もやってきての経験則ですが、何万という組織体運営のアドバイスを担当してきて知った法則だと思っています。
 それを分りやすく1冊の本にまとめました。
 題名は『組織体運営はトップ1人のリーダーシップで決まる』です。
 11月22日に李白社刊(ビジネス社発売)で書店店頭に並びます。
 定価は税込で1,575円、私と加藤鉱さん(経営評論家兼経営ジャーナリスト)の共著になります。
 この本では3人の世界一の組織体を創った経営者というか組織体トップのリーダーシップの実情を紹介し解説しています。
 その3人は、もっとも運営が上手く行っている地方自治体(秋田県小坂町)の前町長の川口博さん、世界一の完全木造住宅メーカーを一代で創り、いまも急進中の夢ハウスの赤塚幹夫さん。そして世界で注目されるだけでなく、日本で一番、営業規模の大きい歯科医院を福岡市で創った村津和正さんです。いずれも私の親友ですが、そのリーダーシップのコツというか経営力のすごさを、加藤さんの取材の文章で知ってほしいのです。これは、だれでもできることだと思い紹介しました。以下は私の書いた同書の「まえがき」です。

まえがき……本物のトップになろう。本物のトップを創ろう

 本書の共著者、加藤鉱さんとの共著が私には1冊あります。
 それは『世界でもっとも入りたい5つの会社』(2011年6月26日 李白社刊)という本です。
 好評で、いま売れ続けています。
 もう1冊、拙著の『退散せよ! 似非(エセ)コンサルタント』(2010年7月6日 李白社刊)も、加藤さんに取材や資料収集で助けてもらいました。
 加藤さんは経営について詳しく、素晴らしい取材力を持つノンフィクションライターです。
 『世界でもっとも入りたい5つの会社』の5社は、私と特に親しい会社で、私は社名をあげ、大要を説明しただけで、客観的な取材、執筆をすべて加藤さんに委せました。
 それが良かったのは、その内容、売れ行きからもはっきりしました。
 そこで、今度は私が尊敬する3人のトップリーダーを、加藤さんに紹介することにしたのです。それが本書の3人の登場人物です。
 加藤さんは実にていねいに取材と検証を行ってくれました。そして出来上がったのが、本書の第2章以下なのです。
 李白社の岩崎社長から「本書の3人の登場人物は全員が、船井先生の紹介だし、素晴らしい内容の原稿が出来上がったので、“まえがき”と、リーダーシップについての経営コンサルタントとしての見解を、船井流経営法に則って“第1章”に書いてくださいませんか」とたのまれました。先月下旬のことです。そして加藤さんの書いた原稿を送ってくれました。
 私は加藤さんの原稿を読み、感心し感動したのです。本物のトップの生きざま、ありようが実によくわかるように書かれていました。3人のことをよく知っているはずの私が多くのことを教えられたのです。
 それゆえ、まえがきと第1章を書かせてもらうことにいたしました。
 第1章で述べますが、私は自らが創業経営者です。私の創業した会社は従業員が数人の零細企業として1970年に出発したのですが、現在は東証、大証の一部上場企業になり、多少は社名も功績も知られるようになりました。また、経営コンサルタントとしましては、私自ら50余年のあいだに1万社以上の顧問先会社や各種組織と付き合い、数万件ものアドバイスを行ってきました。
 成功も失敗もありましたが、それらの多くの経験を通じまして、いまでは「経営のプロ」になったようだ……と自他ともに認められるくらい経営については、詳しくなったと思っております。
 「いちばん大事なことだ」と確信しているのは、「経営体(組織体)というのは、トップ1人で99.9パーセント決まる」ということです。特に、現在のような変化の激しい時代は、トップの役割が何よりも大切になります。いわゆる本物の人間としてのトップのリーダーシップが大事なのです。
 その意味で、本書に御登場ねがった3人の人たちは、本物のトップです。いまも現在以降も参考になるトップ能力のある人たちだと思います。
 3人とも私の親友であり、素晴らしい人間性の方で、経営のあり方を勉強し、苦労に苦労を重ね、大成功を勝ち取られた人たちと言えそうです。
 先著の『世界でもっとも入りたい5つの会社』に取り上げた5社のトップとともに、ぜひこの3人の方も研究し、その考え方やコツを御活用していただければありがたいと思います。リーダーシップ力の研究には、この3人以上の人たちはそんなにいないと言ってよいとも思います。
 加藤鉱さんの取材は客観的かつ綿密で、見事に要点を衝いております。私もいろいろ教わり参考になりました。喜んでいます。船井流経営学は、「99.9パーセントのトップ学」と言われていますが、その点でも意を強くしました。
 本書に御登場いただいた川口博さん、赤塚幹夫さん、村津和正さんにお礼を申し上げるとともに、加藤鉱さんにも心から「ありがとうございました」と、言っておきます。
 本書で本物のトップの生きざま、ありようが、リーダーシップ力に決め手があることは、はっきりわかるはずです。
 それが、どんなものかを必ず知ってほしいのです。そして、このようなトップになり、トップを創ろうではありませんか。
 そのために読者が、ぜひ上手に本書を御活用になることを期待して、本書「まえがき」のペンをおきます。
                       2011年10月1日 熱海市西山町の自宅書斎で
                                               船井幸雄

 できることなら、同書をぜひお読みいただきたいのです。だれにとりましても、必ず参考になると思います。よろしく。
                                            =以上=






人材づくりは「自由」「大志」そして「正しい哲学」
 「すべては必然、必要だ」と考えれば、「それらをベストにする」のが、個人にとっても、人間集団にとっても大きな努力目標と言えると思います。
 そういう意味で、第2次世界大戦で日本が敗れたことも「必然、必要だった」のでしょう。占領軍のやったことで、日本人や日本にとりまして、もっとも不幸だったと思えるのは、旧制高校を廃止したこと、大麻栽培を禁止したこと、そして官僚制度を残したことのように思います。
 旧制高校のことは7月14日のこのブログの私の発信文に書きました。
 大麻については、上手に活用すれば万能の植物なのです。それは中山康直著『麻ことのはなし』(2001年10月 評言社刊)を1冊読むだけで分ります。
 アメリカにとりましては、今後(戦後)、「有能な日本人を末永く創らせないために旧制高校を廃止した」と思いますし、「石油産業に影響を与えかねない日本人の『精神的バックボーンの麻栽培の廃止』だったと勘ぐることができます。
 また「優れた人材が育たない土壌での、キャリア制官僚制度は、属国支配のベストの制度となる」とまで考えたか否かは分りませんが、旧制高校出がいなくなった最近の日本の政治家や官僚の生態を見ていますと、ミクロには見事な占領政策だったと、マッカーサー将軍以下の占領当局者をほめてやりたくさえなります。
 私個人としましては、日本が戦争に敗れたおかげで、大学を卒業でき、会社を創業したり、経営のことい詳しくなれたり、該博な知識も得られたのが自分でもはっきり分りますので、現状で満足しなければならないのでしょうが、最近はつくづく「人材づくりこそが、すべての基本だな」と思うようになりました。
 7月14日のこのページで、旧制高校のことを少しは述べましたが、人材は「人として正しい生き方=哲学」をしっかりと持ち、そして「自由」な環境で「大志」を持てば自ずと生まれるようです。
 きょうは、それについて一つの楽しい話しを紹介します。これは学士会から2011年10月に発刊された『U7』誌の中に「紅もゆる丘の花」という題名で、東京音楽大准教授の下道郁子さんが書かれた文章の一部です。よい文章です。


作詞者 澤村胡夷(こい)(1884-1930)
 作詞者の澤村胡夷 本名澤村専太郎は、明治17年滋賀県に生まれました。彦根中学校を卒業後、明治36年9月に第三高等学校一部乙(文科)に入学します。中学校時代から少年詩人として知られ、三高時代には河井酔茗(すいめい)が詩欄を担当した文芸雑誌『文庫』派の詩人として活躍しました。三高文芸部発行の『嶽水会雑誌』にも14編の詩を投稿しています。三高入学後は寄宿舎に入らず、寺院を転々としながら下宿していたので、寮歌は作っていません。しかし「林下のたむろ」、「紅もゆる丘の上」「覚醒の歌」、「水上部歌」(明治39年、41年、42年の三曲)等の三高歌を残しています。

                         (中略)

 胡夷は「台湾警察歌」の作詞者としても知られています。昭和3年に総督警務局が警察歌を公募した際、視学講習会講師として偶然訪台していた胡夷に審査と作詞が依頼されました。この「台湾警察歌」は台湾の自然を情緒的に歌っており、「紅もゆる」に通ずる作風です。その後昭和4年に体調を崩し、翌5年に亡くなりました。

謎の作曲者k.y
 「紅もゆる丘の上」の作曲者は謎のままです。作詞作曲者は長らく、澤村胡夷と考えられていました。昭和9年発行の『寮歌集』に「沢村胡夷 作歌 作曲」と記されていたからです。しかし昭和38年に兄上が澤村胡夷と同期であった同窓生によって原歌譜が披露され、作詩作曲者名が記される箇所にはk.y.のイニシャルのみの記載であったことが判明しました。これが契機となり「作曲者k.y.は誰なのか」という調査、研究が卒業生により熱心に行われ、三高同窓会『会報』誌上での論争が始まりました。最新の研究では、当時京都師範で教鞭をとっていた声明研究家で、水上部歌の作曲者である「吉田恒三」説が浮上していますが、この問題は未だ決着がついていないようです。

歌集の発行と歌詞の変遷
 原歌譜から判明したのは謎の作曲者だけではありませんでした。歌詞、メロディーともに、現行の「紅もゆる」とは違っていました。その差があまりに大きいため、歌集の巻頭に原歌譜を別刷りで添付するのが慣例となりました。それにしても何故このような違いが起るのでしょうか。
 三高の歌集は明治44年以来、約20刷以上発行されています。歌集刊行以前は、歌を作ると歌詞と曲譜を一枚の紙に刷って関係者や希望者に配布したので散逸しやすく、歌集編纂時にはそのほとんどが失われていたと考えられます。「紅もゆる」はこの明治44年版の時点で、既に原歌譜とは大きく変わっています。
 例えば第一節3行目は「都の花に嘯(うそぶ)けば」ですが、原歌譜では「都の春に嘯けば」となっています。「紅もゆる」の歌詞は、第二節「緑の夏の芝露に」、第三節「千載秋の水清く」、第四節「日の影暗き冬の波」(明治44年版の表記)と第四節までで四季を歌っていますから、原歌譜の「春」が作詞者の本意であったことが推測できます。この他にも、第一節の「紅もゆる」→「紅萌ゆる」、第五節の「嘯く水や」→「嘯き見ずや」、第六節の「三歳の春」と「三歳の秋」の句の順番が逆転している等が、顕著な変化です。
 歌詞の変化や解釈については卒業生により熱心に検討されてきました。例えば冒頭の「紅もゆる」は真っ赤な花が燃えるように咲いている様子を歌っているので、草木が芽を出す意の「萌える」は不適切であるといった結論がでました。ところで「紅にもえる」のは、何の花なのでしょうか。万葉集や杜甫の詩から論じられ、桃、山躑躅(つつじ)、山桜などがあがっています。また昭和23年の生物の試験に「紅もゆる」の第一節を示して「植物学的に説明せよ」との出題があったそうです。正解は不明ですが、柔軟な発想や思考力が求められた設問で、三高の教養教育の一端が伺われます。

メロディーの変遷と数字譜
  一方、メロディーの変遷は、歌詞のように「正統」を検討するのはなかなか困難です。例えば、原歌譜と明治44年版では既に数ヵ所の音型が異なり、原歌譜は筝曲調、明治44年版は唱歌調と言える変化です。その後も大正4年版、大正10年版、昭和9年版(現行)と、わずかですが変化しています。譜面上の最も大きな変化は、それまで長調だった譜が昭和9年版では短調になったこと、そして昭和27年に五線譜に記し直されたことです。
 「紅もゆる」に限らず「嗚呼玉杯」など寮歌全般に言えることですが、数字譜で記した明治から大正までの寮歌は、現在歌われているメロディーと異なるものが多くあります。これは数字譜が備忘譜のようなもので、実際は譜面に頼らず先輩から後輩へと口伝で教授されたからです。その時の気分、声の調子等、おそらく様々な理由で変容しながら歌い継がれたと考えられます。元来、文字譜で記した東洋の音楽文化には、五線譜を高度に発展させた西洋の芸術音楽のような「忠実に再現する」という伝統はありませんでした。寮歌のような俗歌となればなおさらです。三高の大正9年卒業生は、当時の寮の風潮では自分の歌う歌詞が歌集に登載されると「勝った、勝った」と言って喜んだ、と回想しています。

                         (中略)

歌い継がれる「紅もゆる」
 「紅もゆる」は、100年の時を経ながら歌詞やメロディーが変化してきました。この変遷を辿ると、その時々に学生達が歌に新たな生命を与えてきたと感じます。またこの変遷を巡り熱く論争する同窓会誌の記事からは、卒業生の方々の想いや努力に支えられて、「紅もゆる」が歌い継がれているということが伝わってきます。「入寮すると『第三高等学校自由寮、寮歌、紅もゆる』と太鼓がなり、赤旗が力一杯ふられ、手拍子の中、大合唱が始まる」という場面は、第三高等学校が京都大学に統合廃校となった今、歴史の一頁となってしまいました。しかし歌われる場や状況が変わっても、人々に新たな生命を吹き込まれながら、「紅もゆる」の歌の精神は歌い継がれていくことでしょう(転載ここまで)。

 この下道さんの文章を読んでいると、旧制高校について、現象面からの実態が分ります。
 それは、自由であり、各自の高校生にそれなりに「志」があったことを示しています。
 それにまず旧制高校では「正しい人としての生き方=哲学」を、まず勉強したはずですから、人材ができる基礎が、10代後半に身についたのだと思えます。このようなシステムをこれからぜひ日本の学制に取り入れたいものです。
 私の従兄(父の姉の息子)に、すでに故人となりましたが、数才年長の旧制三高生がいました。彼は大阪府立八尾中学校から現役入校したのです。
 「幸雄君よ、君も、絶対に三高に入れよ。よい学校だ。なぜ生きてきたかに気がつき、目がさめるぞ」と、当時小学の上級生だった私に、彼の中学時代との行動や考え方のちがいを折にふれて話してくれました。特に「人の生き方」の話しが多かったように思います。この時に聞いた話は、いまも参考になっています。
 しかし敗戦とともに旧制高校は廃止になり、私は、もう一年早く生まれていれば、旧制中学4年から、さいごの旧制高校生になれるチャンスがあったのですが、それも生まれた時と新学制のために、見果てぬ夢になりました。
 だから、より、気になるのかも知れません。
                                            =以上=





「聖書の暗号」とニュートン、アインシュタイン
 私は「聖書」については、最近ちょっと興味を持ちはじめましたが、ほとんど知識がありません。しかし「聖書の暗号」につきましては、暗号研究家の稲生雅之さんから、 「船井先生のことが多く出てくる」と言われ、かなり勉強しました。
 そして得た結論は、拙著『人間の「正しいあり方」』(2011年10月 ヒカルランド刊)の2刷版以降の95~96ページに載せたようなところです。
 以下に、大略をまとめます。


【聖書は知的異星人による人類支配のため!?】

【1】「聖書の暗号」を、まずコード化したのは高度な知的レベルに達していた異星人らしい。
【2】もちろん「聖書」を創ったのも、【1】の異星人らしい。
【3】「聖書の暗号」には、人類を脅し、人類によくないことが起こるのを教える「悪のコード」と、その逆に人類に希望を与え、悪いことへの対処法を教えてくれる「愛のコード」の2種類がある。この「悪のコード」は【1】、【2】で述べた異星人によって創られたと思われる。
【4】一方「愛のコード」はムーのさいごの王の「ラーマ」によって、ムーが海に沈む直前に急濾(きゅうきょ)、付加されたコードだと思われる。いま私の知っているのは100件くらいしかないと思われるが、ラーマはこれだけを付加して自らも海中に没したようだ。
【5】「聖書」や「悪のコード」を創った知的レベルの高い異星人は、現在の人類を完全な彼らの思いのままになる奴隷的存在にするために、このような行為をしたと考えるのが至当であるようだ。
【6】「聖書の暗号」については、3人のイスラエルの科学者、ドロン・ウィツタム、エリヤフ・リップス、ヨアフ・ローゼンバーグによって、「創世記における等距離文字列」という題名で、1994年にアメリカの数学学術誌『STATISTICAL SCIENCE』の8月号の429~438ページに発表された。その正当さについて当時の同誌の編集長のロバート・E・カス博士(カーネギー・メロン大学教授)は、つぎのように述べている。
 「論文の審査に当たった専門家たちは困惑した。創世記に現代の個人に関する意味ある情報が収められていようとは、とても信じられないからである。しかしわれわれは論文の執筆者たちの念入りな分析と検証を受け入れ認めざるをえなかった」と。事実、この論文が発表されてからいままで、十数年経つが、反論は誰からも出ていないのである。
【7】われわれ人間は、まだ知的にも意識的にも不完全なので、サムシング・グレートの管理下にあると思われる。それは人類全体にも個々人についてもニルバーナに存在するといわれているアカシックレコードの記録から分かるようだ。
 それは、いまより約2万6000年前から西暦6732年までの分があるようだ。
【8】【1】、【2】で述べた異星人やムーの最高位の神官、あるいは国王クラスのエリートは、アカシックレコードを読むことができたと思われる。
【9】ムーには、人類とともに【1】、【2】で述べた異星人も同居していたようである。
【10】この異星人たちは西暦2000年ごろ(ちょうど、いまの時代)を目途に人類を完全に彼らの傘下に入れるとともに、アカシックレコードの書き換えまでも目標にしていたように思われる。
【11】しかしサムシング・グレートにより命令され、この異星人たちは1990年代後半に地球域から半強制的に立ち去らされたもようだ。賢明な彼らはそれらの事情を十分に納得して、地球域から去ったようである。
【12】いま地球では、この異星人たちに洗脳された一部の人間が、さいごのあかきをしているようだ。俗にフリーメーソン、イルミナティなどと呼ばれ「闇の勢力」とも言われている人たちだが、彼らの力も急速になくなると思われる。
【13】2011年10月28日までは、サムシング・グレートが人類を完全に見守ってくれているようだ。この日は「聖書の暗号」にも、もっとも大事な日と出てくる。
【14】2011年10月29日からは、正しい考え方と行動のできる人たちの考えるような地 球、あるいは地球人に、おそらく地球世界は急速に変わると言えそうだ。
【15】2020年ごろ、おそくとも2025年ごろまでには、人類は、エゴと金銭から解放されたすばらしい種族になり、すばらしい世の中をつくりそうである。
【16】いまの資本主義は近々崩壊するようだ。資本主義的発想で言うと、これからは景気はよくならないだろう。GDP信仰も、役に立たなくなるだろう。
【17】いままで「聖書の暗号」として具体的に表出してきた中の99.9%は「悪のコード」によるもののようである。これらは、よい世の中づくりをストップさせるものと言えるよう。具体的には、つぎのようなものがある(以下日本についての事例を中心にあげてみる。これらは、みんな「悪のコード」といえる)。

○1687年 ニュートンの万有引力仮説(現在、これは、重要なまちがいのあることが分かっている)
○1867年 坂本龍馬の暗殺
○1915年 アインシュタインの相対性理論仮説(現在、これも、大事な点でまちがいのあることが分かっている)
○1945年 日本への原爆投下
○1963年 ケネディの暗殺
○1995年 阪神・淡路大震災
○1995年 地下鉄サリン事件
○2001年 小泉首相の登場
○2002年 鈴木宗男の逮捕
○2004年 植草一秀事件
○2008年 リーマンショック
○2008年 秋葉原無差別殺傷事件
○2010年から2015年にかけての尖閣諸島事件やイラン、イスラエルの事件。

【18】「アカシックレコード」や「聖書の暗号」の存在自体は量子的考え方で解明できそうである。
【19】正しい生き方は「聖書の暗号」によると「日月神示」に詳述されているという。
 そこには今後の変化と対処法も書かれていると考えてよさそうだ。
【20】「聖書の暗号」の分析ソフトを見つけるのはユダヤ人。しかし正しく解析するのは日本人のようである。
【21】「聖書の略号」についての大事なポイントは拙著『「聖書の暗号」の大事なポイント』(2010年9月 ヒカルランド)と『2011年からの正しい生き方』(2011年1月 ヒカルランド)に、大要がまとめられている(転載ここまで)。

 ただし、「以上の21項目が完全に正しいのか」といいますと、まだそこまでの自信は私にはありませんが、「大体正しいのではないか」……と思ってはいます。
 問題は「聖書の暗号」には、人類の向上を妨害するような「悪のコード」と、人類の向上をバックアップすると思える「愛のコード」があり、これの見分けがむつかしいことなのです。私は1年くらいも研究して、ようやく見分けられるようになりました。
 前述の書の96ページに【17】としてそれらの実例を「悪のコード」によるものと書いています。そのため「どうしてニュートンの『万有引力仮説』や、アインシュタインの『相対性理論仮説』が、『悪のコード』なのだ」という質問が最近は時々来ます。
 私は物理学者でないので、理論の詳述はできかねますが、ニュートンの第3法則によって、空間に「天然エネルギー」と言っていいものが充ちていて、それと地球環境、特に地震が深い関係のあることを、いまだに地震の専門学者ですら理解しようとしない事実があります。
 これについては、私と親しかった神坂新太郎さん(故人)が10余年も研究をつづけ、データをとり続け、彼はほぼ完全に地震予知に成功していました。そのことは何回もその実例を知らされていますので、まちがいありません。
 その詳細は故人と親しかったJIMIさん(連絡先は『ザ・フナイ』編集部 FAX:03-5769-3200)に、お尋ねください。彼が私よりも、はるかに詳しいと思います。
 またアインシュタインの「相対性理論仮説」から類推し、1939年に彼がアメリカのルーズベルト大統領に出した手紙がもとになって原子爆弾が開発されたのは周知のとおりです。
 やはり、大事な「悪のコード」による暗号例だと思って私は【17】に載せたのです。そしてそれらの内容は私なりに少し検討したのです。
 この【17】の中に私と親しい植草一秀さんの「2004年の事件」が出てきます。
植草さんの近著『日本の再生』(2011年11月15日 青志社)や『日本の独立』(2010年12月6日 飛鳥新社刊)を読みましても、また彼の言動を考えましても、彼は冤罪で逮捕されたように思えて仕方がないのです。
 前記2冊の植草さんの著作は、日本人なら一読に価するものです。彼はアタマのよい真実をよく知っている愛国者だと思われます。ただ情緒が少ないようなので超理性的な人なのでしょう。よろしければ、ぜひ御一読ください。お奨めします。
 ところで、『ザ・フナイ』(船井メディア刊)の今年11月号の五井野正さんの文章「ニュートリノの本質」を読んでいますと、びっくりするようなことが多く書かれていました。五井野さんも実にアタマのよい人です。少しだけ引用します。

 何故ならアインシュタインの相対性理論は光速以上の物質は存在しないし、物質が光速度に近づけばその物質の質量は無限大近くになるという理論だから、ニュートリノという質量を持つ物質が光速もしくは光速近くの速度になるという事自体が、すでにアインシュタインの相対性原理を現象面で否定しているからである。
 そこで、ザ・フナイの読者のために、アインシュタインの相対性原理の一部を要約してここに紹介してみた。
 まず、物質が光速度に限りなく近づくと、
1.質量が無限大に増大していく。
2.時間が限りなく遅れて光速度では時間がなくなる。
3.物質が進む方向に限りなく縮まり、光速度では平面(2次元)になってしまう。

 というように、光速度では質量、時間、空間の概念が全く変わってしまうのである。
そこで、もう少し相対性理論についての問題点を知りたいという人は同じく『ザ・フナイ』2010年4月号の95ページから101ページに記述しているのでお読みになってほしい。
 ところで、今回の国際チームでの実験は「(2.48±0.28)×10̄5」(※「10̄5」は、10の-5乗のこと)とぐっと精度が上がり、誤差の範囲も2007年の米国での実験よりも10分の1に縮小し、各国の科学者を加えてさらに実験の結果を検証してもらい、日本も名古屋大学などが参加した。
 結局、この実験からニュートリノが光よりも速いという結果が確かめられたのである。となると、ニュートンから始まった古典力学と、その矛盾を修正したアインシュタインの相対性力学、さらにそれを進めた量子力学がここで一気に崩れることになる。
 そんなことを物理学という権威の中で名誉と地位と仕事の生活をしている物理学者、広義には科学者にとって、それが真実であろうとも絶対に起きてはいけないことだし、絶対に許されないものであろう。
 特に、エリートと自負している人たちにとって優越精神と人生がダムの崩壊のように一挙に崩れる心境であっただろう。しかし、エリート中のエリートは少し笑みを浮かべてこれからは相対性理論に制約されず、もっと自由な発想で宇宙物理学の研究ができると考えて、この実験成果を楽しんでいると思う。
 例えば、原子力一辺倒のエネルギー政策の中、原子力神話が崩れると、風力や地熱、バイオ、太陽光、水力、電磁波などの発電を考えている研究者たちはまるで陽が差したように生き生きするようなものである。
 ちなみに、私がこの『ザ・フナイ』に初めてデビューしたのは2010年1月ですが、船井幸雄先生とのTOP対談で私は何度もアインシュタインの相対性理論の矛盾を当然の如く述べていることでもわかる通り、ロシアや西欧のトップエリートの科学者たちの間でも、ややなかば相対性理論の矛盾性が常識になっていたのである。
 例えば、その記述は(2010年1月号の)33ぺージ目の、
『ロシアの優秀さというのは、そういう基本的な理論が進んでいることです。そこで私は「アインシュタインの相対性理論は間違っていますよ」とロシアの自然科学アカデミーで発言したら「あなたが言ったことは、ロシアのエリート中のエリートが気づくことですよ。あなたはいつ気がつきましたか?」「高校時代です」と言うとアッとびっくりして「あなたは天才だ」と科学部長から言われたわけですね。』
 と述べているようにエリート中のエリートたちで構成されるアカデミー内では当然の事実として認識されていたのである。
 と言うよりも、アインシュタインの「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」はこれだけ物理学界に大きな影響を与えながら、実はノーベル賞をまだ受賞していない。ノーベル賞を受賞したのはあくまでも「光量子論」においてなのだ。
 と言うことは、「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」は世界の物理学界においてはまだ完全には認められていないという事である。日本においては絶対的な権威をもって相対性理論は認められているが、それは日本が戦後、米国の支配下にあった事と無関係ではないだろう。
 つまり、アインシュタインはドイツ人ではあるがユダヤ人でシオニズムを支援したために、ナチスから迫害され米国に亡命した科学者である。しかも、アインシュタインが原子爆弾の開発を米国大統領フランクリン・ルーズベルトに進言してこれが後の原子爆弾開発のマンハッタン計画となったのであるから、米国家がアインシュタインの国家的貢献に対してアインシュタインの理論を過大に評価したという憶測も考えられる訳である。
 しかし、偉大なる科学者と評されながらも死亡すると、解剖学者によって脳は密かに標本とされ、後にスライスされて知人などに配布された。毛沢東やスターリンは冷凍された後に永久保存されて一般人相手に厳粛な形で公開されているのに、だ(転載ここまで)。

 私はニュートンもアインシュタインも偉大なる科学者だと思いますし、人間的にも大好きです。善人だと思います。特にアインシュタインは苦労人だったようです。
 とはいえ、ある人の説を盲信するというほど、物理学は専門外で分りませんが、一般に科学とか学者の言を盲信するのは人間にとっては考えもののようですね。これらについては上手な生き方として、一人の人間として気をつけたいものです。
                                           =以上=

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    jwh-122

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